摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

摩耶東谷遡行

21日の土曜日は、阪急六甲の歯医者さんの診察日だった。

かんばしくない診察結果で、気分も沈みがち。家族と合流し、

長峰堰堤に向かう。堰堤上の土砂整備工事は始まっていない。

歯医者さんに行くために、ジーンズにスニーカーの普段着姿。

リュックサックマーケットの日だし、山寺尾根を登る予定だった。

ところが、長峰堰堤まで歩いてきたら、蒸し暑くて嫌になった。

なんとなく、摩耶東谷に入ってしまった。何にも考えて無いな。

相変わらず暗くて薄汚い谷筋。杣谷の明るさとは対照的だ。

今日も修行小屋には、人が居て、焚き火で湯を沸かしておられた。

挨拶して小屋の前を通してもらう。園芸種のツツジが咲いている。

小屋上の岩場で一休み。暗い谷中にあって、絶好の休憩場所。

無駄にキレイな化粧ブロックで装丁された深谷第四砂防ダム

いつになく水量多く、アルミ梯子の左手は、ザアザア流れている。

当然、足は濡らすものと思って、梯子は使わず置石から段差を登る。

ダムを抜けると、靴下までビショビショ。ところが、後ろから来た

家族は「靴は少し濡れたけど、靴下は濡れていない。」と自慢気。

いつもは涸れているゴルジェ内も、そこそこの水量がある。

ここでも2度ばかり、流れに足を突っ込んだ。バランス悪過ぎ。

ゴルジェ最奥部、ロープのある所。本流は滝となっている。

この辺りでは、汗でジーンズが足に張り付いて歩きにくい。

スニーカーはずぶ濡れで気持ち悪い。ロープをゴボウで登り、

前回は左側に入ったので、今日は右手の本流を遡行する。

土砂流出防止用の堰堤が、階段状に続くところまで登って来た。

掬星台の土台ともいえる部分、人工的で登山の目的とはならない。

掬星台からの、ゴミが沢山落ちていて、登って楽しいところではない。

アンパンマンのぬいぐるみが、寂しそうだ。水平道に出て遡行終了。

西側へ向かい。掬星台まで300mの地点で山寺尾根道と合流する。