摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

東山尾根から岩屋南尾根(仮称)へ

今日も、天気は良いが、朝から季節はずれの寒さだった。

なかなか思い切れず、グズグズし、家を出たのは12時前。

黒岩尾根に行くはずが、もう無理と、東山尾根に方向転換。

最近よく行く東山尾根。住宅街からスッと山に入るのが良い感じ。

南向き斜面で剥き出しの砂礫地だけに、寒い今の内が好適期だ。

東山尾根を登りきった後は、旧まや道に入り、行者尾根に向かう。

旧まや道を歩いていると、金属と磁器でできた碍子が落ちている。

高圧線があるわけでなく、三本鉄塔から転がって来たのだろうか。

そんな事を考えながら、歩いていると、旧まや道が谷底へ下る

手前の所に来た。道は小尾根を乗り越して、谷底へ下って行く。

ふと西側を見上げると、小尾根に薄い踏跡があるように思える。

一瞬で計画変更。行者尾根へ行く気は、消えてしまっている。

踏跡は、ハッキリしたり消えたりしながら細尾根を上って行く。

藪も薄く急斜面でも無いので、登るのはさほど困難ではない。

展望は全くなく、木の枝越しに岩屋尾根や山頂方向を、望むのみ。

桜の高木が多いので、季節には綺麗なのかも。ツツジは無さそう。

前回登った上野道北側からの小尾根に比すと、割と短い尾根で、

大して登ったようには思えないのに、照葉樹の稜線が見えてきた。

稜線に出る手前には、不要となった多数の碍子が散乱している。

関電のものに違いないが、国立公園にあるまじきことだとおもう。

ましてや、山腹の旧まや道まで転がり落ちているなら危険である。

登り着いたのはこんな所。やっぱり三本鉄塔のあるピークだった。

三本鉄塔と言うが、本当は四本ある。重なって三本に見えるだけ。

そこから、学校林道を555ピークに向かう。崩落工事現場の看板。

555ピークから山頂に登るか、少し悩むが寒くて気分も乗らない。

稲妻坂からハーブ園東側のハイキング道を、久しぶりに下る事に。

天狗道と別れ、ハーブ園への尾根道に出ると、崩落工事現場が見える。

仮設の事務所や階段が、正に「砂上の楼閣」のように、頼り無げである。