摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

白雲台(837m)・・・・・・ソウル市・・・2006年9月4日

その昔、山の先輩にテントの中で、韓国での岩登りの話を聞いた。

仁寿峰(インスポン)という素晴らしいスラブを持つ山での話だ。

それがいつまでも忘れられずに、いつか登りたいと思っていた。

残念ながら、仁寿峰には登山道はなくクライマーだけの山だった。

下の写真が仁寿峰(インスポン)。ヘタレなハムには登れない。

初めて韓国に行ったのは2006年。まだ5年もたっていないんだな。

今にも降り出しそうな天気だったけど、地下鉄4号線でスユ駅下車、

コンビニで水など買ってバス停に向かうが、ハングルが読めないので

バスが分からない。登山姿の人につられて乗ったのは確か130番バス。

洞仙寺入口(トソンサイプク)下車し、そこからかなり歩いて売票所へ。

バス停から売票所までは、タクシーや寺の送迎バスも利用できたようだ。

初めての韓国で、まったく要領を得ない。

売票所で1000Wの地図を買い登り始める。道は仁寿峰を巻くようにして、

白雲台へ至る。写真は白雲台の山頂直下。山頂の太極旗も見えている。

正式な登山道には、写真のようなワイヤーが張ってあるが、上部では

かなりの高度感がある。山頂はすぐ隣の仁寿峰より、30メートルほど高い。

前述の先輩の話で、韓国ではハイキング道でも、岩の2級(剣岳の八峰)

ぐらいは、ざらにあると聞いたことが記憶に残っていたが、実際のところ、

普通のハイキング姿の人が続々と、登山道を外れ足元がスパッと切れた、

バリエーションルートを、クライムダウンしていくのにはかなり驚いた。