今年もまた、5月連休は韓国の低山巡り。
6日から出勤するので最終日は、標高の低い北岳山(プガッサン)に登る。
大統領府=青瓦台(チョンワデ)の裏山であるため、立入禁止とされていたが、
2006年より制限付きではあるが、登山できるようになった。
地下鉄・恵化駅より成均館(ソンギュンカン)大学正門前の道を歩き、
適当なところから、西北に見える尾根を目指し臥龍(ワリョン)公園に至る。
マルバウィ案内所で簡単な申請書を日本語で書き、パスポートを提示して許可証を受ける。
登山路は城壁に沿っているが、軍施設が多いのでほとんどの場所が撮影禁止。
揃いの登山服姿の兵士に、監視されながらの歩行となる。
ただ沢山ある監視所内部にいる兵士は、野戦服にヘルメットで小銃を携帯している。
ほとんどコンクリ、石段、木製階段を歩くので、山とは言えない雰囲気である。
頂上からの南側の展望は思ったほどよくなく、市内のビル群と南山タワーを望む程度。
北側の北漢山と西側の仁旺山方向の展望はまずまず。写真は仁旺山(インワンサン)。
半日コースとは言え、山好きな人には物足りないだろう。
同じく軍の監視下にあるとはいえ、仁旺山の方が展望もよく自然も満喫できる。
下りは西側の彰義門案内所へ。彰義門を抜けると付岩洞(ブアムドン)という高級住宅街。
ドラマ「私の名前はキム・サムスン」のロケ地でもある。一応サムスンの家も見に行った。
青かった門の扉が、黒く塗りなおされている。