日曜日は、目覚めると雨だったが、9時も過ぎると日が差してきた。
摩耶山南面に入るには、少し湿っていた方が良い。10時過ぎに家を出て、岩屋尾根を目指した。
ここほどツツジの開花期以外は、登る価値が無いと思える尾根は、他には無い。
ただでさえ、展望も無い埃っぽい薮尾根に加え、登れば登るほど摩耶山山頂から、遠ざかるのだ。
取り付きは、青谷道の大龍院上手。「もとまやみち」の公設道標「ち17−8」から明確な踏跡が有る。
青谷から登り始めるのに、尾根は西向きであり、登りついたところは学校林道合流点のすぐそば。
そのため長い間、この尾根に道があるのは知っていたものの、全く登る気は起きなかった。
数年前、この季節に「もとまやみち」を歩いていて、ふと見上げると取り付きにツツジの花が・・・。
登ってみると、上部で植生が変わるが、中腹あたりまではツツジの木が多い尾根だった。
今日はまだ、少し早かったようで日当たりの良いところだけ、咲いていた。
むしろ、谷を挟んで望む学校林道尾根東面の桜の木々の方が、華やかであった。