摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

木ノ袋尾根 (摩耶山南面・薮尾根の季節③)

杣谷は源流部で、木ノ袋谷と出合い二股となっている。この中間尾根を登る。

この出合は明るい河原となっている。下流から見て右側を杣谷道が階段となって登っていく。

出合から50米ほど登ると、西中間尾根へ登る踏跡が現れる。木ノ袋尾根の取りつき。

入り口付近は、ズクズクだが少し登ると踏跡はしっかりしたものとなってくる。

この尾根もツツジの木の多いが、標高が高いので日当たりの良い部分だけ開花していた。

上部の掬星台やオテルド摩耶が良く見えるところに、コブシが咲き始めていたので撮ってみた。

逆光とはいえ、下手くそな写真だな。

この尾根の頭は、松とツツジに囲まれた円頂となっている。そこからは北に一旦緩やかに下るのだが、

下り始めからミヤコ笹が現れ、植生が全く異なる山域に入る。

鞍部から少し登り返した所から、西へ踏跡がありアゴニー坂鞍部まで続いている。

しかし稜線を目の前にして、トラバースするのもつまらないので、もう少し登ると

アゴニー坂と杣谷峠間の尾根上に出る。展望のない稜線だが明るいので何となく達成感を得るのかな。

稜線上の道を進むと、崖地に出てしまうので、10米も歩かずに、すぐに西側へ下る。

適当に、道のないところを下ると、トラバースしてきたアゴニー坂鞍部への踏跡と合する。

稜線上の道に、名も知らぬ木に黄緑色の花(?)が咲いていた。