ソウルの東ソウルバスターミナルを夕方に出発した高速バスは、8時過ぎに水安堡温泉に到着した。
今夜の宿は、韓国の温泉場らしい銭湯併設の宿だ。一泊25000ウォン(2000円弱)。
翌朝、忠州市の市内バスに乗って月岳山(ウォルアクサン)の麓の松渓里(ソンゲリ)へ、
韓国の山にしては珍しく、入山料の売票所(メピョソ)が無い。
もう一つの徳周登山口からは緩やかなのだが、紅葉を楽しみながら下りたいので、
登りは短くて急な、松渓里(ソンゲリ)からの道を選んだ。
この山も韓国特有の、落葉樹と松の美しい林が続いている。中腹まで登ると紅葉も終わっていて、
一面の落ち葉が、良い雰囲気を醸し出している。
稜線まで登ると徳周登山口からの道が合し、山頂を形成する巨岩を回りこんで山頂に達する。
山頂までは、延々と木製の階段が続き、すっかり体力を消耗してしまった。
狭い山頂は、次から次へと登ってくる登山者で一杯だ。
下山は徳周登山口へ、単調だった松渓里(ソンゲリ)からの道に比べ、変化に富んでいて見所が多い。
大型バスの駐車場もあるので、登山者の多くは徳周登山口からの往復であった。