摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

観音寺谷から巡視路を経てケーブル中間駅へ

今日は快晴の第三土曜日、リュックサックマーケットの開催日である。

今年に入って3回連続中止はないので、雷神の呪いも解けたのだろう。

韓国旅行の疲れが抜けていない。楽なコースで行こうと上野道の入口。

右手の案内板は、上野道が展望が良いといい加減なことが書いてある。

今日は地図を見ると、もっと変な記述がある。奥摩耶ドライブウェイが、

摩耶山ドライブウェイぐらいは序の口。オテルド摩耶は、ホテルド摩耶。

別山は摩耶緑山、掬星台は衛星台。補助金使って誰も検品しないの?。

まあ、それはともかく上野道の入口付近が、とても明るくなっている。

周りを見回すと、やや過剰とも思えるほどの、間伐がなされていた。

堂徳山国有林の間伐状況との比較である。砂地が露出し痛々しい。

分岐で上野道から離れ、西側の観音寺川沿いの歩道を歩いて行く。

青谷第三尾根の取付きを過ぎ、堰堤上で左俣に入る。今日で3度目。

入口の階段状の小滝を越すと、小堰堤があるがいずれも左岸を巻く。

蜘蛛の巣はそれほどないが、青虫が糸を垂らしてぶら下がっている。

次はミニゴルジェ帯の入り口。緩やかな岩場。水流はほとんどない。

100m程のゴルジェが続く、右手に上野道があるにしては、ゴミも

割と少ない方だ。摩耶山系には東谷等に、似たような地形は多い。

ゴルジェの出口の先に堰堤が見える。この堰堤越えが多少厄介だ。

足元を見ると沢山の青虫が水没している。今年は青虫がやけに多い。

異常発生というより、何十年か毎に現れる、自然のサイクルだと思う。

さて堰堤の乗越しだが、右岸にトラロープがある。ただこれに頼り、

直上するよりも、斜上気味に堰堤の端を目指して登った方が良い。

次に現れる二俣を左に入り、堰堤手前で谷を離れて巡視路に移る。

巡視路の入り口が崩れ、分かり難い所だが最近人が入ったようで、

ピンクのテープが付けてある。関電の標識は倒れていることが多い。

巡視路に入れば、細いがハッキリした道が、九十九に登って行く。

巡視路の脇に、モチツツジの花が残っていた。この花は名前の通り、

ネバネバしているし、葉が先に出るので藪っぽく好きな花ではない。

だが、一・二輪を見る分には悪くはない。まだ春の名残りを感じる。

巡視路から上野道に出たところ。右手の窪みが巡視路の入口である。

上野道に出てからは5分ほどで、ケーブル中間駅に至る。一気に、

賑わいの中に、身を置くことになる。このギャップが楽しいのかも。

特に何か買う訳ではないが、リュックには必ず立ち寄りたいと思う。