摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

二十渉から黒岩尾根へ登る

10月27日の日曜日。家を出たのは12時過ぎ。いかに700mに満たない

山とはいっても、こんな時間に出発できるのは、ロープウェイで下れるから。

朝の内は良く晴れていたが、午後からは曇り時々晴れといった感じの空模様。

布引の滝の水量も多かったが写真も撮らず。貯水池も過ぎてハーブ園の分岐。

地蔵谷出合では木橋が埋もれてしまい、流れの位置が変わっていた。

架線場跡地を過ぎた所にある看板。渇水期にも掲げてあるので無視するが、

雨の多かった一週間の後、さすがに今日はどうなんだろう。渡れるだろうか。

高尾山堰堤の上流は、広い範囲でポンドになっていた。水は今も濁っている。

さすがに水量が多い。靴を脱いで渡渉する人が多かったが、右岸をへつる。

森林植物園東口への分岐手前、兵庫県の設置した保安林の白い看板の所で、

細尾根に取り付く。入り口には石段があり、昔は炭焼き小屋でも在ったのだろう。

少し登ると正副2基の砂防ダムがあり、その間は、いつも黒い水を湛えている。

今日は、なぜか此処へ来たかった。とても静かで不思議な雰囲気のする場所だ。

さらに登れば背の低い松の尾根。森林植物園の針葉樹の黄葉が遠望できる。

付近の樹木は全体に色が抜けて黄緑色になってきている。赤くなっているものも。

昨日、天望尾根に蜘蛛の巣が無かったので、この尾根も大丈夫かと思ってきたが、

全く蜘蛛の巣はなかった。季節的には早いが、大雨で流されてしまったのだろうか。

さして展望の良い尾根ではないが、樹幹越しに北区や西区の山々が遠望できる。

明石方面の海が見えてくると、黒岩尾根の稜線も近い。ベンチの所に飛び出す。