摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

雷鳴の中、桜谷の支沢を登る。

今日はリュックサックマーケットの日だ。市内では日差しもあったが・・。

7月は、午後3時からのトワイライト開催。午後12時過ぎに家を出る。

何だか疲れているので、ロープウェイで上り、短い桜谷の支沢を登ろう。

掬星台に上ったのは1時半ぐらい。曇り空だが既に開店してる出品者も

いたぐらいで、開催は疑っていなかった。ところが桜谷道へ下るにつれ、

北から黒い雲が流れ込み、空は暗くなり、遠くでは雷鳴も聞こえてきた。

ほとんど、夕方のような暗さの桜谷道。なのに山ブームということかな。

桜谷道に入って支沢までの間に、40人以上のハイカーが登って来た。

若い人も多いが、こんな日に山登りしたら、摩耶山を嫌いになるだろう。

「ちー22−7」の公設道標のあるところで、東から支沢が流れ込んでくる。

沢用の足ごしらえに履き替えている間に、残念ながら雨が降り出して来た。

前回5月26日に登った。短いながら摩耶山にしては、楽しい沢だったので、

金曜に雨も降ったし、水量も多ければ、もっと楽しかろうと、やってきた訳だ。

雨が激しくなってくる。いや、雨はまだ良いのだが、この暗さがたまらない。

水量は期待通り多くて、前回より滝の数が増えたかに思える。でも楽しくない。

雷はだんだん近くなり、雨は降り止む気配もない。やや水が濁りだしてきた。

前回は河原にしか思えなかった場所も、水量が多ければそれなりに見えている。

天上寺近くのドライブウェイに登り着いた。雨具(傘や合羽)は持ってきていない。

まあ濡れるのは構わないのだが、雨が激しい時に濡れ鼠でいると、世間様からは

「かわいそうな人」に見えるらしい。それが嫌なのに、傘ぐらい持ってくればと反省。

ずぶ濡れで掬星台へ、トボトボ歩いていると、やっぱり、「かわいそう」に見えたようで、

駐車場へ帰る人から「ロープウェイは止ってますよ。」と、聞かないのに教えてもらった。