昨日、売票所でもらった、パンフレットには恐竜稜線は5時間との記載がある。
恐竜稜線の西北端、馬等嶺に辿り着いたのは、午後2時近く。
喜雲閣待避所から、やはり4時間半ほどもかかっている。
馬等嶺手前の鞍部では、平日だというのに、幾つものグループが、昼食(酒宴)の最中であった。
私達も、樹林に覆われた平凡な山頂で、わずかに残ったチョコレートで昼食とする。
下りに入ると、とたんに道が悪くなったように思う。いや恐竜稜線の道が良すぎただけ。
振り返ると、恐竜稜線の向こうに、大青峰、小屋やレーダードームも、はっきり見える。
少し下った展望所から。実際のところこの道は、ほとんど樹林の中で展望は良くない。
飛仙台まで、あと4時間。さらに公園入り口までは、5時間もかかるだろう。
鞍部で酒宴していた人達が下ってくる。みんな元気でとても大きな声で喚いている。
これには、少々参ってしまった。展望の良い岩場に逃げて、数グループやり過ごす。
飛仙台まで600mの地点に、洞窟がある。登山路から少し離れて、登りなおさねばならない。
どうせなら見ておこうかと思ったが、洞窟直下の展望台までで、足が動かなくなる。
公園入り口の市内バス停に辿り着いた頃には、もうすでに薄暗くなっていた。