近所の桜も咲き揃った。今日は快晴だし気温も19度まで上がるそう。
満開には早いだろうが、散歩がてらに市内の桜の名所を巡ってみよう。
スタートは県立芦屋高校の西側から。茶屋之町を抜け国道2号線まで
600mの桜並木。写真はどうしても開花状態の良い物を選んしまう。
全体として三分咲きと云ったところか。新しく茶屋さくら通りという
愛称の看板が設置されていた。若干くどい感じがして好ましくないな。
市内にさくら並木は数か所あるので、一々愛称にさくらと入れてたら
似た名前ばかりになってしまう。いつも乍らケーキ店の行列が目立つ。
国道2号線に出て西へ向かう。沿道の御屋敷の桜が見事に咲いている。
六甲道辺りもそうだが、並木より御屋敷の庭木の方が立派な事が多い。
業平橋から芦屋川の上流を見る。やはり三分咲きと云った感じだろう。
桜を見に来た人も多くいるが、川風が冷たいのか河原に人影を見ない。
業平橋から下流は松並木なので、芦屋川の花見は此処からがスタート。
右岸に見えている立派な洋館は、1927年竣工の芦屋仏教会館とか。
どんな会館かとホームページを見てみるが、いまいち解からなかった。
開森橋から上流。四年前の同日に来ているが全くボリューム感が違う。
見頃は来週末か。開森橋から東へ芦屋神社の参道に入る。これが中々
急な道で一気に標高が上がる。空地では遠く南港のビルも見えている。
ようやく斜度が落ちると、芦屋神社道と愛称の記された看板が現れる。
こんな道を歩くと思い浮かぶのが、陽の当たる坂道という小説の題名。
とは云え小説は読んでない。映画は一度見たが内容は全く覚えてない。
会社の寮か保養所のようだが、個人の御屋敷。此処の桜も見事な大木。
芦屋神社はいつ来ても参拝客が絶えない。この日も本殿にお参りして、
御神籤を求める人が多い。市内では他に打出天神社しか思いつかない。
いや三条八幡神社もあった。だが京都歩きのせいか、人工割にすれば
少ない気がする。だから盛況なのかも。商売繁盛のご利益があるとか。
境内の東ではミツバツツジが満開になっていた。やはりハムは桜より
この花の方が好きだ。この様子だと北山公園辺りが見頃じゃないかな。
邸宅街の坂道を歩いていると立派な門が現れた。御屋敷の入口かなと
思いきや、横手に山手緑地と記された石柱がある。公園なんだろうか。
恐る恐る入って行くと広場に東屋も立っている。開放されているよう。
蔵と二階建ての建物も保存されている。隣地との境の塀が異様に高い。
調べても芦屋市のアナウンスはないが、御屋敷でなく別荘だったとか。
石畳の道が続くのでドンドン下って行くと、西側の門へ抜けてしまう。
敷地だけにしろ芦屋の豪邸を体験する貴重な所だった。そのまま北へ
歩くと甲南高校。更に山麓線を西向きに歩いて芦屋市霊園に立ち寄る。
広い公園墓地で桜の木も沢山ある。花を見ながら歩いて行けば標高も
160mを超える。正面に南港のビル。左手にはハルカスが一際高い。
歩いた事のない所を選んで行くと谷間で行き止り。対岸には警察学校。
未成年者の飲酒喫煙で大量処分とか。喧伝されるほど厳しくないよう。
桜は老木ほど早く花を咲かせるとか。さて昼食を摂ろうかと思ったが、
墓石を見ながらも何だかと思い直す。最終目的地の公園まで進む事に。
霊園下はさくら参道という愛称だが、埋設されていた水道管が老朽化
して付け替え工事の際に多くが伐採された。なのでやや寂しい桜並木。
ところが下って行くと派手な桃色の陽光桜の並木が現れた。2年前に
植栽されたとか。哲学の道近くで見たので遠目でも種名を当てられた。
今日の最終目的地である岩ヶ平公園に到着する。沿道に路上駐車の列。
多くの家族連れが花見を楽しんでおられた。此処なら風も弱く暖かい。
この公園で一番見事な低く横に枝を伸ばす大木。もっと判り易い写真
を撮ろうと思ったけど、人を避けて撮るとそのそのスケールが出ない。
ホームベーカリーで作った紅茶ケーキ。量販店でパン焼き機は何処と
聞いたら伝わらない。初期不良で交換した安物だが何とか働いている。
電気製品て滅多に壊れないと思ってたが最近は違うみたい。1年前に
買ったハムのパソコンも絶不調。今週末の花見会はさぞや盛況だろう。
岩ヶ平公園は上下二段になっていて桜は上段に多い。ベンチの空きが
無く下段で休む。駐車違反を警告するお巡りさんも来て賑やかだった。
その後は西宮市に入り、高塚公園・皿池公園と桜を見ながら南下する。
本当に桜の木は色んな所に植わっている。梅なら果実も楽しめるのに。
サクランボの採れる品種が良いと家族は云うが、花はどうなんだろう。
夙川は人が多すぎて阪神香枦園駅で外れる。散った花弁が緑に映える。
地蔵尊の多い芦屋市だが神社は少ない。ヤフーロコで検索すると6社。
隣の西宮市は55社。人工割にすると約半分。芦屋神社に集中する訳。