摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

京都さくら散歩(鴨川下流域)

二週連続の京都さくら散歩。昨夜は五条通り近くのビジネスホテルに

泊まった。キャンセルしても良かったのだが、2月中に予約していて

かなり安かったので泊まる事にした。9時過ぎにチェックアウトする。

f:id:aw2q:20210407071545j:plain

宿を出てすぐに今的な名所があった。サウナって名だけど普通の銭湯。

外国人にもよく知られて、内部には英語併記の注意書きが溢れている。

筋向いには渋い食堂もあるので、昨夜に来れば良かったと悔やんだり。

f:id:aw2q:20210407071911j:plain

今日の予定は決めてはいない。宿に着いてから考えれば良いと思って

いたのだが、昨夜は遅かったし疲れてそれどころでなく寝てしまった。

まあ宿の前を流れる高瀬川沿いに、南へ歩ける所まで行ってみようか。

f:id:aw2q:20210407071927j:plain

五条通りで途切れた桜も、並木というほどではないにしろ続いている。

塩小路に出ると鴨川沿いに桜が見えたので、あっさり高瀬川を離れる。

さて昨日は橋に賀茂川ってあったけど、今日はどうして鴨川なのかな。

f:id:aw2q:20210407071942j:plain

帰ってから地図を確かめると高野川と賀茂川が、出町柳辺りで合流し、

その下流が鴨川となっていた。つまり昨日明るい内に歩いていた河原

賀茂川だったという事。京都の人には常識だろうけど知らなかった。

f:id:aw2q:20210407072037j:plain

JR東海道線の鉄橋を潜っった所にある屋形町公園では、白い八重桜

が満開だった。これほど真っ白な桜は見た事がない。葉も出ておらず

ただただ白い。帰って検索したが品種も分からず、桜ではないのかも。

f:id:aw2q:20210407072157j:plain

JR奈良線の鉄橋を潜り東九条河原町の桜並木。地図を見てないので

現在位置が全く分かってない。その方が此の先何が現れるか楽しみだ。

帰ってから地図を見ると、地下鉄九条駅から700mほど東側だった。

f:id:aw2q:20210407072218j:plain

鴨川西インターの高架の脇まで行くと白い桜の並木が現れた。これは

山桜を改良した品種であるとの立看板がある。屋形町の桜に比べれば、

真っ白とは言えず、既に若葉が萌え出ている。ここは十条通りの東側。

f:id:aw2q:20210407072243j:plain

さらに2kmばかり南下すると河原の道が途切れてしまった。別の川

との合流地点。ここまでかと思ったが右岸に歩道が見える。300m

戻れば小さな橋があった。さて何処まで歩道が続いているのだろうか。

f:id:aw2q:20210407072305j:plain

西側に火打形公園のスケートボードパークを見ながら進む。本格的で

素晴らしい施設。大阪の扇町公園にはスケボー禁止の看板が沢山ある

が、このような施設を作って活性化したらどうだろうかといつも思う。

f:id:aw2q:20210407072324j:plain

さらに南下し鳥羽大橋の手前。西洋カラシナが群生している。試しに

口に含んでみると独特の苦みがある。家族に摘んで帰ろうかと言うと

即座に却下された。もし家の近くにあれば、食材として使ってみたい。

f:id:aw2q:20210407072404j:plain

鳥羽大橋先で右岸の道が通行止めになっているので、橋上に上がると

ラーメン店があった。ちょうど昼時、ラーメン650円(税抜き)の

看板に惹かれて入店する。京都では有名な店らしいけど知らなかった。

f:id:aw2q:20210407072418j:plain

ラーメン専門店には長らく入ったことなかったけど、味も量も接客も

良くて大満足な昼食となった。鳥羽大橋からは左岸へ移りさらに南下。

写真がずっと逆光になるのが残念。肉眼ではもう少しきれいなんだが。

f:id:aw2q:20210407072450j:plain

この辺りは鳥羽伏見戦場跡らしい。城南宮や鳥羽離宮跡とかの名所も

近かったそうだけど、何にも知らずに歩いている。京都南インターの

すぐ近くで、スキーツアーのバスで何十回となく通過だけしている所。

f:id:aw2q:20210408114811j:plain

鳥羽大橋から一時間近くも歩くと鴨川は桂川に合流する。羽束師大橋

から見ると両者の流量の違いが歴然だ。以降は桂川べりを歩いて行く。

車道と歩行者自転車用の橋が、二階建てになっている面白い構造の橋。

f:id:aw2q:20210407072504j:plain

羽束師大橋から桜並木は見当たらなくなった。この日は日差しが強く

かなり暑い。気象台のデータによると最高気温23度だったらしいが、

木陰もない河原を歩いているとそれ以上に感じ、段々疲れが出てきた。

f:id:aw2q:20210407072547j:plain

さて桂川沿いの道はサイクリングロードになっている。何十年前確か

西京極が起点で、木津から更に奈良市内まで走ったことがある。でも

家族はほとんど覚えていないという。今は和歌山まで通じているとか。

f:id:aw2q:20210407072600j:plain

平日でも結構通行の多い自転車道を避け河原に下りるが、茫漠とした

風景となる。見るべく物もなく埃っぽい道を歩くのが嫌になってきた。

何も考えずに歩いてきたが、そろそろ終了点を決めなくてはならない。

f:id:aw2q:20210407072613j:plain

京滋バイパスの天王山大橋まで来た。この2km程先が桂川宇治川

木津川の三川合流点で、その先が淀川となるらしい。スマホで地図を

見ると、1km程西に京阪の石清水八幡宮駅がある。そこまで歩こう。

f:id:aw2q:20210407072703j:plain

まず宇治川を渡って木津川との堤防上まで来ると、やたらと人が多い。

背割堤という場所で、花見では京都府内1位。全国4位の人気だとか。

例年の人出は50万人。桜まつりが中止の今年もかなり賑やかである。

f:id:aw2q:20210408133523j:plain

でも昨日からの花見でやや食傷気味なのと、人込みを嫌いスルーする。

この時間でも続々と大勢の花見客が来場していた。その流れに逆らう

ように木津川の御幸橋を渡れば八幡市街に入り、京阪の駅はほど近い。

f:id:aw2q:20210407072730j:plain

石清水八幡宮も一度も来た事がない。元気であれば参拝したいのだが、

もう余力は残っていなかった。約6時間の散歩は此処で終了。二駅先

樟葉駅で特急に乗り換えると、思ったより早くに淀屋橋に到着した。