3月に入ってすぐに家族の身内に不幸があって、忙しい日々が続いた。
ようやく少し落ち着いて、温かくもなってきたので少し歩いてみよう。
木を掴んで昇り降りする所は無理だろうが、普通の道なら多分大丈夫。
スタートは南京町の西側から。この近くのパン屋さんで昼食を仕込む。
特に計画も立てず山に向かって行く。街歩きではなるべく歩いた事の
ない道を選んで進む。大阪や京都ほどでないにしろ知らない道はある。
JR元町駅西口より一つ先の信号を渡り、高架下を抜けようとすると
懐かしいお店があった。最初に伺ったのは30年以上前になる。その
時でさえレトロな焼菓子に驚いたが、今も営業されているのだろうか。
元町駅の北側は兵庫県関係の官庁街になる。右手は知事公舎。左側に
県警本部。県庁の一号館と二号館の間を抜けると、右にこうべ小学校。
左に相楽園と退屈せずに歩いて行ける。やがて諏訪山公園に突き当る。
九十九な舗装歩道を上がれば金星台。家族が骨折したのは左腕なので、
普通の道を歩くのは問題ない。ただし階段を下るのは怖かったようだ。
それも少しずつ慣れてきている。不整地はどうだろうか様子を見よう。
晴れてはいるが何となくスッキリしない展望。今日は日曜なので軽装
のハイカーの姿がチラホラと。観光地としての価値はもうないのかな。
評判の良くないレストランは営業してるのかどうか、分らない雰囲気。
北側の駐車場からドライブウェイを渡ると、小ピークへ上がる土留め
階段がある。少し急だけど普通に歩けている。登りは問題なさそうだ。
この道は下りに使うことが多くて、上るのは多分初めてだったと思う。
再びドライブウェイに出た所で、イカリ山を示す古い標識から尾根道
に入る。僅かな距離だがイカリの電飾に出るまでは初めて歩く区間で
新鮮だった。秋には黄葉がすごく綺麗な所だけど、今は冬枯れのまま。
こんなブログをやっていながら、錨山と市章山の区別が出来ていない。
都市公園の延長といった感じで、山としての魅力を感じないのが原因。
イカリの電飾の上が、錨山ということになるのかな。山名標識はない。
いつもは飛ばす市章山へも寄ってみよう。錨山のほんの少し東側だが、
ドライブウェイに道が寸断されるので立ち寄ったことがない。此処も
初めて。ところが予想外に展望が良いし、テーブルまであって良い所。
これまで立ち寄らなかったのは、勿体ない事をしてたなって反省する。
二本松林道まではドライブウェイを歩いてしまう。東側の山道は少し
遠回りになる。好きな道だけど、今日は省力バージョンのハイキング。
冬季運休中の表示のあるバス停からは、尾根筋を辿って大龍寺に到着。
境内を通って再度山の頂上を目指すと、やたらとハイカーの姿が多い。
以前は静かな道だったが、頂上が伐採されて人気コースになったよう。
昼食はパンやきどころRIKIのサンドイッチ。400円前後で一見
高いと思えるが、ちゃんと調理された物は一個でも満足度が全然違う。
RIKIはスイーツ系が人気だが、やっぱりハード系のパンが本領だ。
山頂にいたのは30分ほど、その間に通過した人は数十人は下らない。
心配していた北西への下りも、家族は難なくこなして修法ヶ原池到着。
木々の若芽が萌え出ている。旧のボート小屋にカフェが出来たらしい。
再度東谷からハイカーで賑わう市ケ原へ。堰堤脇から車道に上がると、
あけぼの茶屋と輪投げ場が更地になっていた。売りに出されていたと
いう話も聞くがどうなるのだろう。貯水池へ下ると様子が常とは違う。
水位が異常に低い。単に渇水によるとは思えない程。意図的に水抜き
されているのかな。ネットで調べても神戸市からのアナウンスはない。
今日は三宮で宿泊。京都や大阪と違い神戸では室料の投げ売りはない。
それでも近県在住者向けを理由に、そこそこ安い価格設定があった。
最上階に露天風呂があり朝食付き。11階の部屋からは歩いてきた
神戸脊山が望める。錨は見えたが市章は高層マンションの陰になる。
東に目を転ずれば摩耶山を望む。常は西側か南側から見ているので、
この角度は目新しい。学校林道の尾根が伸びやかだ。451ピーク
の高圧鉄塔が4本ではなく、3本+1本だということを再認識する。
今日のBGM
Your Song (Elton John cover) / futarinote (2019.11.9 Live) (撮影:Music Fragrance
I hope you don’t mind, I hope you don’t mind
That I put down in words
How wonderful life is while you’re in the world