摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

横池に睡蓮の花を見に行こう 2020.6

自粛期間中の運動不足がたたり、体重が危機的状況になってしまった。

どこかに行こうと言ったら、家族から横池に行くんだろと返ってきた。

そうか6月初旬は睡蓮が花を咲かせる頃。いつもより早めに家を出る。

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未の刻(午後2時)頃に花を咲かせる事から、ヒツジグサといわれる

らしいが、横池の睡蓮は正午頃に満開になるかと思う。開森橋に9時

30分着。前回来たのは4月15日。すっかり深緑になってしまった。

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平日だがハイカーは多い。開森橋から高座滝の間で10組は見かける。

どんどん追い抜かれて少々へこむ。相当に体力は落ちている。地獄谷

に下り、シキモリ道に向かう。前回は迷ったので本当の道を歩きたい。

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どうして迷ったのか分らないほど良い道が続く。堰堤上の小ルンゼの

残置ロープに誘われたのが迷う原因だったが、今回は無くなっていた。

気温は30度近くありそう。すぐバテて家族に置いてけぼりを食らう。

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中腹の展望所にあった私製ベンチが無くなっていた。休憩も出来ずに

そのまま歩く。やがて傾斜が落ちてくる。路傍の岩に立つと、ロック

ガーデンを望める所が一か所ある。すごく暑くて湿気の多そうな眺め。

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魚屋道に出る手前で家族は待っていた。休憩に適した場所がないので

どんどん歩いていたそう。氷水を飲んで小休止。横池まで辿り着ける

だろうか何て言い合う。実際はこの先に急登はないので大丈夫だろう。

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風吹岩の手前で魚屋道から外れる。草木が生い茂ってるので見過ごす

ところだった。最初に出会う分岐を北に進むと、元の魚屋道に戻って

しまうので直進して、次に出会う三叉路(小堰堤の上)を北に向かう。

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横池に向かうには近道だし、何より賑やかな風吹岩を経由しないのが

良い。やがて細尾根を歩くようになると、右手から風吹岩の上で憩う

イカーの声が聞こえてくる。高圧線の真下は最近に伐採されている。

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この尾根の上端は大岩が点在し、六甲山から東灘区市街地にかけての

展望がある場所。此処で休むのも良いけれど、横池はもうすぐ其処だ。

横池南側の尾根道を進んで、右側下に水面が見えてきたら踏跡を下る。

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見事に睡蓮がたくさん開花していた。花の多さは過去見た中では一番。

遠くて写真の撮影は失敗したが、赤い花が今年も一凛だけ咲いていた。

去年見た同じ株かは判らない。池の水が茶色っぽいのが少々気になる。

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時刻は11時36分、睡蓮の由来は花が3回開いて閉じるからという。

夜に眠る蓮という意味らしい。そういう花は他にもあるかと思うけど。

ともかく午後2時を過ぎると、どんどん閉じていくので早めに来たい。

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家族は朝から来て開花するまでを見てみたいという。確かに可能かも

知れない。さして花に興味のないハムでも、完璧な造形は見事と思う。

ずいぶんと暑かったけど、一年に一度位は見に来る価値はあるだろう。

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蓮の花を見ながら昼食というハイカーも二組いらしたが、次々と睡蓮

目当てのハイカーが訪れる雄池では、ゆっくり食事が出来そうもない。

やはり雌池に行こう。池畔に平たい大岩が二つあり休憩に適している。

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睡蓮も少ないけれど、生き物をたくさん見れて飽きない所。日陰のあ

る大岩に座ると、早速に亀が近寄ってくる。どうやらハイカーが餌を

くれると思っているよう。トンボやオタマジャクシ、小魚も泳いでる。

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今日の昼食はマフィンバーガー。出来合いのハンバーグを買ってきた。

加熱済みなのでフライパンで焼き目をつける程度。その間に自粛期間

中に流行ったダルゴナコーヒーを作ってみる。インスタントコーヒー、

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砂糖、お湯少量をペットボトルに入れて、交代でひたすら振り続ける。

牛乳を入れたカップに、泡立ったコーヒーを乗せられるはずだったが、

湯が多かったかすぐ混ざってしまった。味はまったり濃厚でまずまず。

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12時半に食事を終えると眠くなった。日陰なら風もあり涼しく気持

ち良い。数組のハイカーが通過した後はめっきり静かになり、二人共

つい眠ってしまう。気が付けば14時を過ぎていた。そろそろ帰ろう。

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14時15分に雄池に戻ってみると、睡蓮の花は閉じようとしていた。

先程とは全く様子が違っている。一般に言われているより開花時間は

短いようだ。多くの情報は園芸種について、山に自生する物とは違う。

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帰りは人の多い中央尾根を避け高座谷道を下る。滝の茶屋が下山した

イカーで大繁盛していた。自粛明けで解放感を楽しんでらっしゃる。

週末は相当混雑しそうなロックガーデン。今日の歩数は25656歩。

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