摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

とかが尾から六甲最高峰(931m)へ

運動不足を痛感して、何処か山に行かねばと思うが、意欲が湧かない。

いろいろ考えてみるが、これといったコースも思い浮かばない。結局、

先週歩いた小天狗山経由で六甲山へ登るコースを、歩き直す事にした。

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さくらやまなみバスで西宮甲山高校スタート。県道16号線旧道から、

芦有ドライブウェイのループ区間を望む。右の日陰になっている部分

が、小天狗山だろうか。とても名前が付くようなピークとは思えない。

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大藪谷出合の入口。やはり以前有ったハイカー用ゴミ箱はない。もう

設置しないなら、この看板も撤去して欲しい。右端には案内板らしき

があるが文字が消えて久しい。西宮市はどうしてこれほど無策なのか。

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大藪谷のケルンから小天狗山まで登ってきた。標高差の割には体力を

消耗する道。それほど人も歩いておらず、一昔前の山羊戸渡のような

雰囲気があって好ましい。557標高点には東向きに狭い展望がある。

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もう一段上ると岩場もあり、六甲全山縦走路の船坂峠から水無山辺

の展望が得られる。昭文社の地図には、この尾根に「とかが尾」と記

されている。山というよりも六甲山の支尾根という見方が合っている。

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芦有ドライブウェイ手前のピークで13時50分。甲山高校バス停が

11時発だったので、もう3時間近く歩いている。どうにも足が遅い。

六甲最高峰を経由で岡本に下ろうと思ってたが、はたして行けるのか。

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芦有ドライブウェイに出る所。道標は無いが逆コースの場合この水路

が目印になるだろう。今回も対面の尾根に手早く上がる踏跡がないか

と探すが見当たらず、結局路傍の47プレートまで歩いて尾根に乗る。

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先程から頭上を頻繁にヘリコプターが行き来する。近くの工事現場に

荷物を運んでいる様だが、道路沿いなのに車で運ぶより効率が良いの

か。熊笹峠から東六甲ドライブウェイに出た後は、ずっと車道を歩く。

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先週歩いた後鉢巻山もトンネルであっさり通過してしまう。トンネル

内に芦屋と西宮の市境表示がある。通り抜けてすぐに神戸市に入ると

六甲最高峰登り口。行き来するハイカーの賑やかな声も聞こえて来る。

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14時45分到着。熊笹峠では奥池に下ろうかとも思ったが、一応は

目標地点に来れて少し嬉しい。目的はとかが尾を歩き直す事だったが、

性格的に、それだけでは達成感を得られない。空の広さが気持ち良い。

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東方向に見えるのが後鉢巻山。頂上に中途半端な電波塔が見えている。

立っている場所はかつて米軍の通信施設があり、立入り出来なかった。

その頃の印象が強く残っていて、六甲最高峰といえど魅力を感じない。

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現在の状態になってから数回しか訪れていない。もう少し見直しても

良いかな。山頂広場は人の往来があるので落ち着かない。南の小さい

広場にある平たい岩が休憩に向いている。湯を沸かし昼食休憩しよう。

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随分のんびりしていた。昼食を終えて、下り始めたのは14時28分。

無風快晴。気温は10度程あるだろう。日向にいれば寒さを感じない。

予定は打越峠経由で阪急岡本だったのだが、暗くなる前に街に出たい。

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まずは七曲りの道を下っていく。この道を歩くのは記憶の限り初めて。

驚いたのは一軒茶屋の敷地がとても広いし、それに六麓荘の豪邸並み

の石垣の上に建ってる事。七曲りがコンクリ舗装されてるのも意外だ。

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道標の阪急芦屋川と御影駅のキロ数が同じ。これは雨ヶ峠経由だろう。

やっぱり打越峠の方が遠いのか。本庄橋跡も見た事ないので寄りたい

が又にする。土地勘なく何処を歩いてるのか分らない、道なりに進む。

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雨ケ峠への道を一度見送り、西向きの道に入る。次の分岐でようやく

打越峠経由のキロ数が出てきた。多分芦屋川に下るより1kmは遠い。

やっぱり雨ヶ峠経由で帰ろう。公設道標がある割に、か細い道を進む。

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風吹岩の手前に伐採地があったので立ち寄ってみる。ちょうど17時。

時間が掛かりすぎだと思うが、あんなに遠くからならまずまずだろう。

途中で2組のハイカーに出会ったけど、有馬まで行かれるのだろうか。

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六甲山最高峰から有馬は南側に下るよりはるかに近い。風吹岩からは

会下山遺跡への道を選ぶ。何度も歩いて退屈なんだけど一番近そうだ。

まだ明るい内に三条町に下り着く。阪急芦屋川駅には18時ちょうど。

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