摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

高座東砂防ダムから横池へ睡蓮を見に行こう 2019.5

熊本へ旅行に行った週は一時お休みしていたが、一日2万歩は継続中。

毎日、海岸べりを歩いて歩数を稼いでいるが、数日続くと飽きてくる。

そこで今日は近場の山に行こう。去年の今頃何をしてたかと、自分の

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ブログを見てみると、横池に睡蓮を見に行っている。そんな季節かと

気づかされれる。備忘録としての役割は果たしている訳だ。すっかり

初夏の様相の芦屋川。先日下って難儀した東高座堰堤からのコースを

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逆に辿ってみたい。大谷茶屋の100米ほど下流。高座川右岸に支谷

が流れ込み。大きな堰堤がある。車道から見えるよう東高座砂防ダム

という看板まで設置されて、良く踏まれた道が支谷左岸についている。

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堰堤に突き当る手前で、プラ杭階段が左岸の急斜面に設置されていた。

見慣れた関西電力の仕様なので、高圧鉄塔の巡視路であることは明確。

でも「火の用心」標識は見当たらない。まあ色々と事情はあるだろう。

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東高座砂防ダムの天端へは、絶妙な工作のコンクリ階段がつけてある。

初めて見るが突き刺った鉄筋が、手摺りの役割を見事に果たしていた。

この上にもう一つ小さな堰堤があるが、同じくプラ階段で左岸を巻く。

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小堰堤から20米ほどの所に、三面護岸された支沢があり、その沢の

左岸に沿ってプラ杭階段が登って行く。取りつきの階段は流失してし

まっているので、注意しないと行き過ぎてしまう。かなりの急斜面だ。

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巡視路は沢筋から離れて、右手の尾根を目指すようになるが、此処も

やはり相当な急斜面である。路肩が流されて本当に巡視路だろうかと

疑いたくなる部分。足を滑らせると、相当な打撃をこうむりそうな所。

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暗い谷から極度に明るい尾根に飛び出る。鉄塔があり高圧電線の下は

関西電力によって伐採されているからだ。自分だけかも知れないのだ

が、ロックガーデンの近くなのに、何処にいるのか分からない風景だ。

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この付近一帯は、これまで何度も歩いているにも、関わらずそう思う。

一番の理由は伐採地で風景が開けているようで、南側は樹林で視界が

効かず海が見えないこと。先日下った折は何処に着くのか不安だった。

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それで登り着くのは、会下山遺跡から蛙岩を経由して、魚屋道と合流

する一般道。上の写真の左手から上ってきた。先日のように下りで迂

闊に入ると最初とても良い道なので、後半のギャップに戸惑うだろう。

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魚屋道に合流して風吹岩の手前で、左側の脇道に入る。風吹岩を経由

せずに横池に行きたい。目印になるものは何もないが、それはそれで

好ましい。すぐ三叉路があるが、右は風吹岩に向かうもので直進する。

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又すぐに三叉路。谷に沿って下って行けば八幡谷に出るが、小堰堤の

上を渡って支尾根に取りつく。良く踏まれた道が灌木の中に続いてる。

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登って行くと右手に風吹岩を見るようになる。幼稚園児か小学生かは

分からぬが、子供達の歓声や、指示する大人の声が聞こえてくる近さ。

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やがて六甲山を遠望できる場所に来る。休憩場所にも良い所だが今日

は、日差しがきつく暑すぎる。さらに進むと横池南側の稜線道に至る。

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横池に到着すると期待通りにスイレンの花が咲いていたが、だが好天

が続いている為か池の水量は少なく水質も悪い。花も葉も少々小振り。

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でも嬉しい事もあった。池には無数の白いスイレンの花が咲いている

のに、一輪だけ濃いピンクの花。これを見れただけでも来て良かった。

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もちろん白い花も美しい。人工的に思えるほどの造形美。一年に一度

こうして見に来るのも悪くないだろう。今日はイノシシは見かけない。

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池にはオタマジャクシやメダカがいるし、イトトンボやシオカラトン

ボにギンヤンマと賑やかだが、一番気に入ったのは小さくかわいい蛇。

ヤマカガシという毒蛇だそう。可愛いからと言って手にとっては駄目。

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雄池西側の岩の上で昼食休憩。家族の作った稲荷ずしと、コンビニの

お試し品のスープ。月曜日だが高校生のグループや、ハイカーの姿も

多い横池。自宅まで帰って22106歩と、まずまずの運動になった。

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