熊本へ旅行に行った週は一時お休みしていたが、一日2万歩は継続中。
毎日、海岸べりを歩いて歩数を稼いでいるが、数日続くと飽きてくる。
そこで今日は近場の山に行こう。去年の今頃何をしてたかと、自分の
ブログを見てみると、横池に睡蓮を見に行っている。そんな季節かと
気づかされれる。備忘録としての役割は果たしている訳だ。すっかり
初夏の様相の芦屋川。先日下って難儀した東高座堰堤からのコースを
逆に辿ってみたい。大谷茶屋の100米ほど下流。高座川右岸に支谷
が流れ込み。大きな堰堤がある。車道から見えるよう東高座砂防ダム
という看板まで設置されて、良く踏まれた道が支谷左岸についている。
堰堤に突き当る手前で、プラ杭階段が左岸の急斜面に設置されていた。
見慣れた関西電力の仕様なので、高圧鉄塔の巡視路であることは明確。
でも「火の用心」標識は見当たらない。まあ色々と事情はあるだろう。
東高座砂防ダムの天端へは、絶妙な工作のコンクリ階段がつけてある。
初めて見るが突き刺った鉄筋が、手摺りの役割を見事に果たしていた。
この上にもう一つ小さな堰堤があるが、同じくプラ階段で左岸を巻く。
小堰堤から20米ほどの所に、三面護岸された支沢があり、その沢の
左岸に沿ってプラ杭階段が登って行く。取りつきの階段は流失してし
まっているので、注意しないと行き過ぎてしまう。かなりの急斜面だ。
巡視路は沢筋から離れて、右手の尾根を目指すようになるが、此処も
やはり相当な急斜面である。路肩が流されて本当に巡視路だろうかと
疑いたくなる部分。足を滑らせると、相当な打撃をこうむりそうな所。
暗い谷から極度に明るい尾根に飛び出る。鉄塔があり高圧電線の下は
関西電力によって伐採されているからだ。自分だけかも知れないのだ
が、ロックガーデンの近くなのに、何処にいるのか分からない風景だ。
この付近一帯は、これまで何度も歩いているにも、関わらずそう思う。
一番の理由は伐採地で風景が開けているようで、南側は樹林で視界が
効かず海が見えないこと。先日下った折は何処に着くのか不安だった。
それで登り着くのは、会下山遺跡から蛙岩を経由して、魚屋道と合流
する一般道。上の写真の左手から上ってきた。先日のように下りで迂
闊に入ると最初とても良い道なので、後半のギャップに戸惑うだろう。
魚屋道に合流して風吹岩の手前で、左側の脇道に入る。風吹岩を経由
せずに横池に行きたい。目印になるものは何もないが、それはそれで
好ましい。すぐ三叉路があるが、右は風吹岩に向かうもので直進する。
又すぐに三叉路。谷に沿って下って行けば八幡谷に出るが、小堰堤の
上を渡って支尾根に取りつく。良く踏まれた道が灌木の中に続いてる。
登って行くと右手に風吹岩を見るようになる。幼稚園児か小学生かは
分からぬが、子供達の歓声や、指示する大人の声が聞こえてくる近さ。
やがて六甲山を遠望できる場所に来る。休憩場所にも良い所だが今日
は、日差しがきつく暑すぎる。さらに進むと横池南側の稜線道に至る。
横池に到着すると期待通りにスイレンの花が咲いていたが、だが好天
が続いている為か池の水量は少なく水質も悪い。花も葉も少々小振り。
でも嬉しい事もあった。池には無数の白いスイレンの花が咲いている
のに、一輪だけ濃いピンクの花。これを見れただけでも来て良かった。
もちろん白い花も美しい。人工的に思えるほどの造形美。一年に一度
こうして見に来るのも悪くないだろう。今日はイノシシは見かけない。
池にはオタマジャクシやメダカがいるし、イトトンボやシオカラトン
ボにギンヤンマと賑やかだが、一番気に入ったのは小さくかわいい蛇。
ヤマカガシという毒蛇だそう。可愛いからと言って手にとっては駄目。
雄池西側の岩の上で昼食休憩。家族の作った稲荷ずしと、コンビニの
お試し品のスープ。月曜日だが高校生のグループや、ハイカーの姿も
多い横池。自宅まで帰って22106歩と、まずまずの運動になった。