帰りの飛行機は宮崎空港から。どうしてこんな行程を選んだのだろう。
霧島山群を登山した後に宮崎に抜けるのは効率が良いが、同じことを
大隅半島の山と絡めてみようと思ったが、交通の便が悪く無理だった。
神戸と比べると、広島もそうだが鹿児島も都会的。建物が大きく道路
も広い。昨夜の天文館の賑わいもそうだったが、立派な鹿児島中央駅
を見て改めて思う。三宮駅、新神戸駅、神戸駅を併せてもかなわない。
宮崎には青春18きっぷを利用する。飛行機は16時25分発だから
途中下車できるかと思ったら、間に合うのは朝9時発の普通電車一本。
広々した土産物屋街で親戚に「しろくまクッキー」を一箱だけ買った。
日豊本線は錦江湾沿いに北上する。隼人まで右に桜島をずっと見ながら
という車窓風景。その後は左に霧島山群の韓国岳や新燃岳が見えてくる。
山間地に入り懐かしい霧島神宮駅や大隅大川原駅を通過し、広々とした
都城盆地に下ると、高千穂峰を望むようになるが、宮崎まではまだ遠い。
11時43分に宮崎駅に到着。乗ってきた817系電車はアルミ合金製
で、加速も早いし乗り心地も良い。木製の転換クロスシートを備えシー
トピッチも90cmあるので、3時間近い乗車もそれほど疲れなかった。
空港に行くには時間があるので、駅から徒歩10分程の地元スーパーに
行く。これが中々に素晴らしいお店で嵌ってしまう。大きくはないが神
戸で云うと、マルハチと成城石井を合体させた様な少量多品種な品揃え。
宮崎産の商品はもちろん国内外の逸品も並んでいる。野菜を中心に色々
購入した。上の写真以外に宮崎産の鶏肉や生蒟蒻等。中でも蒟蒻は瑞々
しく最高の美味しさだ。そう云えば青島のスーパーもハイレベルだった。
結局スーパーで3時間近く過ごし、慌てて宮崎駅に戻る。空港行きは
30分に1本しかない。普通電車と表示があるがやってきたのは特急
にちりん11号。宮崎駅と空港駅間は青春18きっぷでも乗車できる。
帰りもピーチ。片道1000円だが色々加算されて2名で3900円。
関空からJRを利用し帰宅。青春18きっぷが使えるので、まずまず
のコスパだ。かなり苦慮したプランだったが、充実した旅行となった。