摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

マイリ・ポイント・ハイク(ピンク・ピルボクッス)・・・・・2017年10月31日

オアフ島旅行2日目。昨夜は予想もしなかったが、明けると雨が

降っていた。多分もう止む。と思い傘は持たず。まずは西向きの

バスに乗って、アラモアナセンターへ行こう。中々バスが来ない。

初日から雨って、ついてないなと思ったが、滞在中一粒も雨が、

降らない日はなかった。大抵、夜明け前に降って午前中は曇り。

午後から晴れる。だが、そのパターンも旅行後半には変わった。

アラモアナセンターではカントリーエキスプレスC番のバス停が

分からない、都合3人の方に教えて貰って、建物の北西部にある

バス停に辿り着いた。皆さんちゃんと答えて下さって嬉しかった。

このC番のバスはダウンタウンを抜けると、高速道路に入り一気

に西海岸へ向かう。ナナクリの町を過ぎると前方に岩山が見える。

取りつきは北側なので、尾根を回り込む所で、降車ヒモを引いた。

カウカマ・ロードの交差点で下車する。此処を東に歩いていけば、

登山道が右手に見えるはず。ホノルル警察の犯罪マップによると、

先週は此処で強盗が1件発生している。早朝だからたぶん大丈夫。

人通りのない歩道をしばらく進むと、何の標識も無いが取りつき

らしい所があった。乗用車も数台駐車しているので恐らく此処だ

ろう。登り始めると、ご近所の方って感じの方が下って来られた。

良く踏まれた道が九十九に登っていく、緩やかな道なのに体が重

たい。時差ボケのせいにしたいが、ここ最近は全く山に登ってな

いので、相当体力も衰えているんだろう。南洋らしい木の根っ子。

主稜線とともにピルボックスが見えてきた。三々五々と下って来

る人はいるし、トレランの人に追い抜かされる。見ていると近所

の人、観光客半々か。皆さん水だけ持って空身で歩いておられる。

主稜線からファーリントン・ハイウェイを望む。写真では分かり

にくいが、浜辺には野外生活をされている方達のテントが等間隔

に並んでいる。脇に車も駐車されていて、銃も所持されてるとか。

最初に着いたピルボックスに入ってみる。この丘には5・6個の

ルボックス(トーチカの遺構)がある。その内一つがピンク色

に塗られていて、インスタ映えするとかで人気になっているのだ。

空にはまだ暗い雲がかかっていて、そのピンク色が余り冴えない。

ピンクリボン運動に呼応して、定期的に塗り直されているようだ。

ハム的には、もっと高い場所にあるピルボックスの方が気になる。

そこまでは細い岩稜が続いている。ハイキングならともかく戦時

のトーチカ間の通路としては、少々危険すぎると思われるんだが。

取りつきから約30分で、最高所と思われるピルボックスに到着。

陽光が差してきて、ピンク・ピルボックスが青い海を背に映える。

そういやピンク色の内部を見るのを忘れたが、あんまり興味ない。

それより東に続く稜線が気になった。頼りない踏跡が続いている。

試しに少し進むと、鞍部までは行けそうだが、その先は難しそう。

おおむね稜線通しに歩けるが、2か所キレットになっていて一旦、

下ってから岩を回り込む所があったり。北側は瀟洒な新興住宅街。

この辺りから住宅街へ降りれないかと見るが、延々と道路沿って

にフェンスが張ってあるので難しそうだし、踏跡はまだ東へ進む。

尾根上にあったアーチ。こういうのをプカ(穴)っていうらしい。

鞍部の南側に配水タンクがある。そのフェンス沿いなら下れそう。

フェンス沿いには踏跡があって、少なからず人は歩いているよう。

ただし、毎朝のように近所の人が、歩いているような道ではない。

配水池の進入路に出てきた。時刻はまだ10時30分。この後は、

どうしようかと考える。まずナナクリのスーパーで昼食を買って、

キャンプ場や海辺にある洞窟を見に行こう。その後は又考えよう。

配水池の進入路の出口。黄色い車止めには「不法投棄禁止・罰金

2500ドル」という看板が張られている。歩くのはどうなのか。

ナナクリのビーチから、さっき歩いた稜線を遠望する。すぐ近く

に見えるが、スーパーマーケットまでは20分程掛った。ちゃん

とした歩道がなくて側道を歩いたり、草地を歩いたり結構疲れた。

「NOT So Good Hikers」さんの動画を参考に致しました。thanks!