摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

ココヘッド・アーチからレールロード・トレイル・・・・・2017年11月4日

オアフ島旅行6日目。昨日北部のキャンプ場から、東部のワイマナロ

・ベイのキャンプ場に移ってきた。今日からは57番のバスを利用する。

バス停に運行時刻は掲示されていないので、相変わらず只待つのみ。

GPSを利用したスマホアプリがあるのは知っているが、レンタルWI-FI

は一日千円ほどする。8時前から待つが、バスが来たのは8時50分。

この日に懲りて、以降は一つ南の椅子のあるバス停で待つことにした。

シーライフパークで下車して、22番のバスに乗り換えようと思った。

下調べが足りず、これが大失敗。22番の始発は10時20分。まだ

1時間以上あるので、潮吹き穴の駐車場まで歩いて行くことにした。

閑話休題、嫌いなオアフ島に行っても良いかなって思ったのは、ユー

チューブでトムトム・トレイルの動画を見たから。だが調べると此処は

私有地で警察に見つかると罰金だそう。マカプウ岬側のトレイル入口。

確かに日曜日には、青いランプの警察車両を駐車場で見掛けた。さて、

話を戻すと、57番バスをシーライフパークで、下車したのも失敗。その

まま乗っていれば、23番バスになり潮吹き穴の途中までは乗車できた。

1時間10分掛り、潮吹き穴(Halona Blowhole)の駐車場に到着した。

今日のコースは公式トレイルではないが、前方の尾根を登って行く。

カメラのモードダイヤルが動いてしまって、白トビした写真になった。

道路脇を歩いて行くと、黒い岩場に踏跡が確認できた。ただし、

手前が深い谷になっている。岩が外傾しているので慎重に進む。

道路をもう少し西側に進んでも、尾根の末端があって取りつける。

尾根に乗れば良く歩かれた道が、ココ・アーチまで続く。僅か

標高368mに過ぎないが、樹木の無い斜面はけっこう雄大だ。

それにしても暑い。日陰の無い斜面で、どんどん疲弊していく。

予想したほどには傾斜が上がらないまま、アーチに到着した。

だがアーチの奇観を楽しむよりも、暑さに参ってしまっている。

本当ならもっと引いて、アーチ全体を写すべきなんだけど・・・。

アーチの下の日陰で小休止。1時間近い車道歩きも効いている

のか体が重い。もっと早い時間に来るべきだった。ゆっくり登ろう。

アーチからは直線的に、稜線を目指す細い踏跡が続く。風も弱く、

ジリジリとロースターで焼かれているような気分。今回の旅行で、

この日が一番暑かった。何度か休み、なまぬるい水を口に含む。

ところが稜線というかクレーターの端まで出ると、強烈な風が、

東側から吹き上げてくる。暑さはやわらぐが、バランスを保つ

のも苦労する。以降は岩場が続き、右側は断崖となっている。

ココヘッドのピークが見えてきた。この強風の中、お姉さんが、

気持ち良さそうに岩の上に立っているが、我々は両手を使って

ヨタヨタと怖々進む。立ち上がると、吹き飛ばされないかと思う。

尾根が少々広くなった所で振り返る。中央の尖った岩へ海側

から登ってきた訳だ。ここまで来ると、ココヘッドの頂上は近い。

頂上には古い通信施設の遺構があり、鋼製のネットで覆われて

いる。その上が展望台代りになっている。ほぼ360度の展望だ。

西側にハワイ・カイの高級住宅街を望む。クアパ池に面した家

には専用の桟橋がある。登りでは晴れていたのに、ガスが巻い

て小雨も降ってくる。このまま曇るかと思えば、また晴れあがる。

東側にはサンデービーチから、マカプウ岬の眺め。クレーター

の内部には、植物園があるらしい。ハワイにしては珍しく入場

料が無料だというので、機会があれば行ってみても良かろう。

下りはココヘッド・クレーターの表玄関レールロード・トレイル。

その昔、通信施設を作る為に敷設された。現在は廃線になっ

ているが、多くの観光客が訪れる人気スポット。極めて急峻。

体格の良い若者も、真っ赤になって登って来られる。相当に

きつそう。頂上の近くでは、年配の女性が動けなくなっていた。

連れの方もいるし、怪我をされている様子もなかったんだけど。

日陰もなく足元も不安定。ココ・アーチからもきつかったが、

此方を登りに選ばなくてよかったかも。先の女性が呼んだ

のか、救急隊員が数名、装備を背負って登って行かれた。

30分ほどでトレイル・ヘッドまで下って来た。、スニーカーが

電線に沢山ぶら下がっている。これがハワイ流の登頂記念

かも。まだ新しい靴が多いけど、帰りは裸足で歩くのかな?。

公園には消防車や救急ヘリも来ていた。それほど重篤では

なかったようで、ヘリはすぐ戻っていった。旅行者が救急車

を呼ぶと数百ドル請求されるというが、ヘリはどうなのだろう。

時刻は13時、この後は海岸沿いをハイクするつもりだったが、

もう暑さと疲れで、行く気が無くなってしまう。カメラの件と言い

冴えない一日だった。午後からはカイルアのスーパーに行こう。

このハイキングは、「GENIC-WEB-」編集部(2017/11/10)

のブログ記事を参考にいたしました。ありがとうございます。