摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

続・宮崎県の旅3日目 高原町の極楽温泉に入る・・・2017年5月25日

昨日は、皇子原温泉健康村で入浴してから、更に雨の中を4km

以上も歩いた。特に県道から御池キャンプ場への進入路1kmは、

体力的にも精神的にも辛いものであった。膝が痛んでたまらない。

昨夜は21時過ぎにキャンプ場に到着。激しい雨が降っていた

ので、炊事棟の中にテントを張らせてもらった。深夜まで降り止

まない雨音を聞きながら、これは何かの罰なのかと天を恨んだ。

だが4時半に目が覚めると雨は止んでいた。朝食は食べずに、

テントを撤収して、出発したのは5時20分。御池は水深103m

カルデラ湖。辛かった進入路も下りなら、すぐに県道に出た。

右手の標識に、霧島東神社・高千穂峰登山口とあるのに気づく。

そう高千穂峰からの下山の際に、東神社への道を選んでいれば、

直接キャンプ場に着いた。昨日は6km程余分に歩いた事になる。

地図は高原町のサイトからです。最初は霧島東神社を起点に

考えていたが、ネット検索すると、蛭(ヒル)の生息地で、襲撃

されると、その数は鈴鹿の比ではないらしい。なので避けた。

宮崎市内の低山も用意していたが、もう余力は残っていない。

近くの温泉を楽しんで帰ろう。県道223号線から413号線に

入ると、めっきり交通量は減り、のんびりした田園風景を歩く。

6時50分に極楽温泉に到着。こちらは旅館だが、朝6時から

日帰り湯を営業されている。その瀟洒な外観に気後れするが、

入浴専用の受付があり、宿泊棟に寄らず直接浴場に入れる。

平日の早朝だけに最初の客だったが、その後は宿泊客や

近隣の日帰り客が数人いらした。こちらの自慢は20トンの

大岩をくり抜いたという一彫石風呂。でも気にいったのは・・

30人以上入れそうな大きなサウナで、温まった後に入る

高濃度炭酸泉。プチプチと気泡が肌に纏わりつく。最初は

冷たいが次第に体の内から熱くなる。水風呂も気持ち良い。

シャンプーやボディシャンプーも上質な物が置いてあり、

入浴料は400円。2時間ゆっくり入浴させていただいた。

極楽温泉から高原駅へはまた徒歩で向かう。4kmほど。

風呂上りには、少々長い距離だったかも。10時15分に、

高原駅に到着する。無人駅だが構内には、観光案内所や

特産物を扱う店が入っている。家族は安納芋を購入した。

ハムは近所のスーパーで、ビールと小さなじゃが芋を買い。

10時55分の都城行きに乗車する。雰囲気の良い駅だった。

時間があるので都城で下車した。プロ野球のキャンプ地と

して有名だが、町は寂れている。駅近くのイオンで一休み。

リンガーハット長崎皿うどんを、麺増量して二人で食べる。

関西空港へは定刻から15分遅れで着陸。毎度の遅延

だが片道2000円も払ってないのでは、文句も言えない。

芋や玉葱、麦味噌とか買いこんで、ザックの重さは9kg。