4月23日の日曜日は快晴。東側の窓から差し込む朝日が
眩しくて、朝早くに目が覚めた。我が家にしてはいつになく
の開花状況が良かったので、今日は家族と摩耶山に行こう。
JR六甲道駅から永峰堰堤まで歩いて来たが、駅でも町でも
沢山のハイカーの姿を見た。ハイキングにはベストシーズン。
新緑がきれいな杣谷道でも、珍しく数組のハイカーと出会う。
暑からず寒からず、路傍にはミツバツツジ、見上げれば山桜。
摩耶第三堰堤を乗越した所で、杣谷道を外れて河原に下る。
寒谷滝の少し上流から、ガレたルンゼに入る。入口に倒木が
あって判りにくい。土砂と砕石で崩れやすく足元が定まらない。
写真では緩やかに見えるが傾斜はあるし、常に上からの落石
の危険があるので素早く通過したい。このルンゼ上部は岩が
非常に脆い。落石で切れたトラロープの所から左へ斜上する。
急な斜面を細いバンドに沿って、斜上して行くと尾根に乗る。
対岸に険しい寒谷南尾根を望む。ミツバツツジも咲いてるが、
やや色が薄く若葉も出ている。これは期待外れかもしれない。
更に少し登れば、東側に長峰山が見える。肉眼では六甲線
一三鉄塔付近が、ツツジの薄紫に染まっているのが見える。
ツツジの花ではなく、若葉をかき分けて細尾根を登って行く。
尾根上部のツツジに期待を残して登って行く。岩盤の露出
した所が多くて、グイグイと標高が上がって行くのが楽しい。
岩場の途中に、気の早いシロバナウンゼンツツジが一株。
目立たない。例年ならもっと色鮮やかなのに。花弁が落
ちてはいないので、来るのが遅かったという訳ではない。
残置されてはいるが、支点が心許ないので頼らない。
ガリーを抜けた上の方形の巨岩で一休みする。今日は
行動食を何も持って来なかった。ぬるいお茶を飲むだけ。
さらに登って巨岩が積み重なる尾根。それなりに綺麗
に咲いてるが、やっぱり若葉が多くて花が目立たない。
北側の斜面にヒカゲツツジが咲いていた。地味だけど
清楚で好ましい。薄黄緑色にも見えて、見過ごし易い。
この株はいつもなら、肉厚で色の濃い花を咲かせるが、
今年は色が薄く、若葉も萌え出ているので印象が薄い。
寒谷北尾根の肩まで登ってた。此処は尾根筋はもちろん
東西の斜面にツツジが群落を作っている。今日の目的の
場所でもあったが残念な状況。2013年の写真がこちら。
尾根上もそれなりに咲いているが、花が痩せているよう。
こればかりは、その年々の気候によるので仕方ないな。
同じく2013年の様子。夕方だったので暗く写っている。
この付近では例年一番きれいに咲く株。これも今年は
若葉が出ているので平凡に見える。2014年の写真。
同じ株を逆方向から撮っているが、葉が全く出ていない。
足早に肩の部分から登って行くと、北側の斜面にヒカゲ
ツツジの群落がある。花期が短くて、株によって時期が
ずれるので、今日みたいに沢山咲いているのは珍しい。
あっさりオテルド摩耶のジャグジー下まで登ってきた。
この付近のツツジはまだ蕾。来週末は咲いてるかな。
子供の丘の鞍部にある大木の桜が、見事に満開だった。
いつになく人の多い掬星台はスルーして天国ベンチへ。
ところが天国ベンチ付近も三組のハイカーが休憩中で、
旧トリム広場のベンチで昼食にする。今日もマクドの
ソーセジマフィン。布引礦泉所のサイダーがプチ贅沢。
下りは岩屋尾根にしようか、行者尾根にしようか決め
かねていたが、ツツジが期待できないなら展望のある
行者尾根の方がよいだろう。NHKの電波塔の前の桜。
天狗道を下って行くが、ツツジは若葉ばかり目立ってる。
行者尾根の分岐までに20名程のハイカーとすれ違った。
行者尾根に入ってもツツジの様子は変わらない。以下の
は、なるべく若葉の出ていない株を選んで写しているが、
全体的には例年に比べ、若葉が目立ち花の印象が薄い。
上部から西の展望。やや靄っていて明石大橋は見えない。
行者尾根のツツジは、フワフワとした花が多いと思って
いたが、今日はそういう感じの花はあまり見当たらない。
この株は若葉が出ていない。こんな花ばかりだと本当に
綺麗なんだけど。三本鉄塔北面の山桜は終わっている。
青谷川沿いの新緑がモコモコして、子犬の毛のようだ。
写真ではキレイに見えているが、尾根の下部では花が
枯れ始めていた。行者尾根のツツジの盛期は今週まで。
青谷道を淡々と下って行く。モミジの新緑がキレイだ。
静香園の、500円の「お茶まんじゅうセット」に心ひか
れている様子だった家族。立ち寄ってもよかったかな。
青谷道の入口に新しい看板があった。それによると、
アライグマに出会えるらしい。ずいぶん前に城山で
一度だけ見たことがある。早朝に来たら会えるかも。
紅線行走的地方,但它是不準確。(出典:国土地理院)