ミンドゥン山から下山して、鉄道で向かったのは太白市。実は
今回の旅行は登山が主目的でなく、太白タッカルビを食すこと。
4年前の太白山行で食べて以来、その味を忘れられなかった。
タッカルビは鉄板で焼く春川式が有名だが、太白では鍋物になる。
同じ江原道でも食べ方が違う。今の所は、他所で食べれないので、
太白へ来るしかなかった。太白市の案内では此の店は老舗らしい。
タッカルビ2人分とウドンサリ1人分を頼むのだが、注文を聞いた
アジュンマが怒っている。後で分かるのだがサリ(追加の麺類)は
人数分頼めと言っていた。だが此の時は強引に注文を押し通した。
出てきたタッカルビはスープが白濁している。4年前に食べた他の
店は、もっと澄んでいた。全体に鍋も小振りで量は少なく思われる。
煮込んでいくと野菜の下にあったタテギが溶け、鍋全体が赤くなる。
家族に言わせると此の後に食べた2店に比べ、この店が一番味が
良かったらしい。ハム的には鶏肉の量も少なく、やや不満が残った。
副菜も簡素なもの。ボリュームが少ないからサリも人数分必要と
いうことだろうか。改めて考えてもサリ2人分には我々には多い。
なぜなら最後にポックンパブ(焼き飯)食べる余裕も要るからだ。
残ったスープでポックンパブを頼む。これを食べないと締らない。
この後食す他の2店は、タッカルビ1人前が7000Wだったので、
この店は1000W安い。その分サリを頼めということなのかな。
壁に貼ってあった、キムソバンネタッカルビの美味しい食べ方。
1、鍋の蓋から湯気が出るまで待ち、アジュマが掻き回します。
2、均等に混ぜ、まず野菜やサリ(麺類)を先に食べてください。
3、出汁が煮詰まったら、肉も煮えています。さあ美味しくどうぞ。
4、全部食べても足らないなら、ポックンパブ(焼飯)を頼めます。
少し足らなかったのか、マッコルリが飲みたくて宿の帰りに買う。
今年の韓国でブームらしく、バナナ味を選んでみるが大失敗。
甘ったるくて飲めたものではない。まあ酔っぱらえれば良いか。
(2016年10月7日 1000W=100円)
金書房 ネ タッカルビ
江原道太白市黄池洞30−17