金曜まで、土曜の天気は晴れの予報だった。長峰山の沢に行こうかと
思っていたが、朝起きると曇り空だ、あてが外れた。さあ何処に行こう。
午前11時に家を出たとたん小雨が降り始める。なら黒岩尾根にしよう。
新神戸から山に入る。意外に雌滝・雄滝とも水量が多い。観光客向け
サービス放流ではなさそう。木曜に雨が降ったが、それにしても多い。
見晴らし台を過ぎ、雄滝を見降ろすところでは、宿り木の花が満開。
五本松隠れ滝の前にも白い花が咲いている。初夏は白い花の季節。
天狗道の分岐手前で、黒岩尾根を望むと、三段構成が良く分かる。
地蔵谷への下りにも、白い花が咲いている。小雨は降り続いてる。
黒岩尾根の登りでは、5組40人ぐらいの人と擦れ違う。今まで
になく多い。皆さんは歩いて登って、歩いて下りて来ておられる。
自分達は登りだけでも疲れ果てる。それに下りはロープウェイ。
三段目の壁に取りつく。此処さえ越えれば、後は惰性で行ける。
先行していた家族が、一般道を離れ右上のピークにいた。下から
見上げた時、三段目の上に、背の高い松の木のある所。団体の
通行を避ける為だが、ここはダニに咬まれた所、長居したくない。
神戸市の境界標柱。少し先に展望岩があるが、雨では仕方ない。
ザレ場から望む北区方面。住宅街が見えないので、山深いよう。
植林帯に白い花が満開だ。沢筋で何度か見た花だが、これだけ
大きな群落は初めて。周囲にも沢山咲いている。初めて気づいた。
花や蕾はアジサイに似ているが、葉は全く違う。帰って調べると
確証はないのだが、どうやら「ガクウツギ」の一種かと思われる。
ミヤコザサが出てくると、黒岩尾根も終わりが近い。雨に濡れた
笹の葉が清々しくて、好きな場所の一つ。勿論花は咲いていない。
旧トリム広場のキノコ型ベンチに到着。今日は此処で昼ごはん。