摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

岩屋尾根から三本鉄塔北斜面の桜を望む

4月9日の土曜日は、JR摩耶駅から西郷川沿いに歩いて青谷道へ。

家からは1時間半ほど歩いている。我が家にしてはオーバーワーク。

青谷道は好きにはなれない道。山道ではなく、里道の範疇だろう。

新緑や山桜で一見綺麗に見えるが、この下の河原は不法耕作の

畑や廃材を利用した小屋がある。とても正視できずに目を背ける。

大龍院で青谷道を離れ尾根道に入る。すぐにツツジが迎えてくれる。

さらに登れば山桜も咲いている。背後には摩耶大杉が見えている。

そのまま尾根沿いを登れるのだが、下部で展望が良く無いので、

西側の支尾根を登ろうと思う。旧まや道を沢に下らず直進して行く。

婆谷に掛る治山ダム。この左岸から頼りない踏跡が支尾根にある。

少し登って見上げる三本鉄塔北斜面。山桜の多い所で見頃だろう。

治山ダムから、最初の数十メートルこそ分かり難いが、その後は

尾根筋に切り開きがあり、藪を分けるようなことも無く楽に歩ける。

三本鉄塔北斜面を見に来たのだが、どうもスッキリ見える所がない。

ミツバツツジも幾らかは咲いているが、まだ見頃というほどでない。

婆谷を挟み学校林道から、賑やかなハイカーの笑い声が聞こえる。

我々と同じ位の速度で、登っておられる。小休止してやり過ごそう。

蕾が膨らんでいるものが多いので、来週末は咲いているだろうか。

青谷を挟み青谷東尾根の斜面にも、山桜がポツポツと咲いている。

大龍院からの尾根道に合流し、20メートルも登れば、摩耶山頂を

望む展望所。日当たりの良い此の場所も、まだ蕾のツツジが多い。

この付近からしばらくが、岩屋尾根で最もツツジの藪が濃密な所。

最盛期にはツツジの回廊となる所。それほど期待してた訳でない。

中腹の松とツツジの群落を過ぎると、照葉樹の森に入る。最後

は、椿の林を抜けて天狗道に出る。下りの場合は迷い易い所だ。

天狗道に入ると、例年開花の早い一株だけが満開。他は蕾固し。

新しい案内板が設けられていた。見やすい地図と標高図が良い。

ゴロゴロ坂手前の南斜面にコブシの大木。中々写真は撮り難い。

気温も上がりヘロヘロになって天国ベンチ到着。昼食にしよう。