摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

掬星台から新穂高、桜谷西尾根を登り返す

昨日は、一日小雨が降っていた。明けた3月20日の日曜日は

弱い冬型の気圧配置。家族の調子が相変わらず良くないので、

摩耶山上を周遊するハイキング。今日もロープウェイで上がる。

星の駅の寒暖計は、10度を指していた。先週よりも6度も高い。

だが駅の外へ出ると、風があるので先週よりも寒く感じる。長袖

のシャツだけ、ウィンドブレーカーを持って来なかったのを悔む。

掬星台の紅梅。例年より花に勢いがあり、しばらく楽しめそうだ。

奥摩耶ドライブウェイを歩いて行く。自然園の梅も咲き始めている。

ターザンロープ脇のミツマタも花を付けていた。中学校の地理で、

コウゾミツマタの産地を習ったけども、今は教えないんだろうな。

ドライブウェイから徳川道に向かう。今日は新穂高に東側から登る。

いうもは西側から登るので、この道も逆コース。意外に新鮮に思う。

徳川道をしばらく下った所にある新穂高登山口。長く此処にあった

小さな私製標識が無くなっていた。針金が切れたのかと思い、笹藪

の中を探したが落ちてはいない。とても残念だ。また戻ってほしい。

新穂高への道は笹藪の中。摩耶山には珍しく、明るく緩やかな尾根。

三角オニギリの様な新穂高山頂が見えた。ぐるっと回り込んで行く。

山頂の手前は少し急な斜面。笹に覆われているが、道は固く明瞭。

樹林に囲まれた新穂高山頂。キットカット2個とコーヒーで休憩。

その間に3組4名のハイカーが行き交った。今日は人出が多い。

頂上から少し下った展望所。昨日は雨だったのに空は霞んでいる。

鞍部まで下り登り返すと展望岩。此処もいつもと違う所から上る。

南へ回り込むと岩溝から登れる。ちょっとした岩登り気分だけど、

家族は左腕にまだ力が入らず、ずいぶん苦労して登っていった。

展望岩からは別山の眺めが良い。天上寺の青屋根が良く見える。

道は三枚岩の上辺を辿って行くのだが、藪に遮られ展望はない。

かなり下った所で、抜けた所があり岩場が見える。これを三枚岩

と紹介する人もいるが、広大な三枚岩の西端の一部に過ぎない。

高圧鉄塔を過ぎ照葉樹の林を抜けると、再び徳川道に降り立つ。

そのまま徳川道を下り、桜谷出合に向かう。いつもより明るい。

出合から桜谷道を10メートルほど登った所で、桜谷を渡渉する。

小屋跡と思われる平地から道がついている。尾根に出るまで、

道はやや不明瞭。というのも、道が左右に二分しているからだ。

どちらを取っても、尾根に乗れば明瞭な道があるので構わない。

この尾根は展望も無いのに、歩く人が多い。どうしてだろう。

単調な藪道を淡々と登る。笹が出てくれば、尾根の頭も近い。

尾根の頭からは四方に踏跡があるが、東寄りの明瞭な踏跡を

選べば黒岩尾根道に近い。笹に覆われた緩やかな尾根を下る。

黒岩尾根道を掬星台に向け登り返す。ツツジが芽吹いている。

家族が脇腹を押さえている。先々週の打撲が痛みだしたから。

旧トリム広場下のベンチ。風があるので此処で昼食にしよう。