この日は、三宮発午前4時50分発のバスに乗り、関空に向かった。
ピーチ航空の始発便で、ソウルに行くためだ。運賃は片道3480円。
もっとも両国の空港利用税を加算すると、一人往復12000円になる。
関空までのバス代も考えれば往復15000円と、そんなには安くない。
初日は明洞で両替をして、ベースとなる京畿道・加平に移動するだけ。
幾つかのブログで紹介されている、キムチチゲの名店に行ってみよう。
明洞から清渓川沿いの、金物問屋街を抜けていく。けっこう遠かった。
清渓川から一筋西の路地を抜ける。午後1時前だが、店の前には
人だかりが。「番号票をとってお待ちください。」という貼紙があった。
呼ばれている番号からすると相当待つかと思ったが、2階席が良いと
パスする人が多くて、そんなには待たなかった。一階の椅子席に座る。
何回も韓国に来ているのに、実はキムチチゲを食べるのは初めてだ。
メニューはキムチチゲのみ。何も言わずとも二人分の鍋が置かれた。
野菜こそ運ばれてきたが、それだけ。他のパンチャンは出されない。
普通は半ば調理して客席に運ばれるが、この店は、全て生から煮る。
20分近くも待ったろうか、周囲のお客さんも、蓋を開けたりすると
店のアジュンマが、まだ蓋を閉めていろと厳しく制止する。これは
大人しく待つしかない。バンチャンが来ないので、焼酎も飲めない。
ようやくアジュンマが蓋を開けて、良しとなってから、バンチャンと
ご飯が運ばれてきた。豚肉がゴロゴロ入っているし、スープも多い。
青唐辛子が沢山入っていて、熱さも加わり、見た目よりも相当辛い。
韓国の辛さにも、少しは慣れたかと思っていたが、正直負けました。
もちろん味は良いので、青唐辛子以外は完食し、お腹一杯になった。
ご飯もついて7000Wなので、今の韓国なら安いといえる。だが、
回基のヨギガチョッケンネや、この旅の最後に行ったオッドルグイ
ほどのコスパはないのかな。焼酎が4000Wだったのも少々不満。
(2015年10月29日 1000W=106円)
ウンジュジョン
ソウル市中区船橋洞43-23
営業時間:11:30〜15:00/18:00〜22:00
日・祝日休業