摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

プルン山荘(タップルコギ)・・・・・・全羅南道・光陽市

白雲山から早めに下山したのは、目当ての昼食があったから。それは、

登山口の東谷里(トンゴクリ)の名物である、鶏の炭火焼(タップルコギ)。

光陽市役所のホームページで入手した情報。鶏ならば高くはないだろう。

下山した辺りには、人家も食堂はなかったが、バス道を更に下って行くと、

ちらほら食堂も現れた、何処も外観は民家で入りにくい。何軒か通り過ぎ、

進入路に客の車が数台駐車する、此方の食堂が入り易そうで意を決する。

本館の他に、2棟の離れもあったりして、繁盛店のようである。本館奥の

オンドル部屋に通され、壁のメニューを見ると、タッスップルコギは一匹で、

何と45000W。よほど回れ右しようかと思ったが、気が小さくて出来ない。

しばらく待つと主役の鶏肉が出てきた。これがデカイ!。1kg以上ありそう。

バンチャン(副菜)も沢山あるので、見た途端、食べ切れるか心配になった。

マッコリも1本頼み、炭火で焼いて食べてみると、これが美味い。市役所の

案内にあったように、ほんのり甘い味に、炭火の風味が加わって絶妙な味。

今まで韓国で食べた牛・豚・鴨の焼肉の中でも、一番といっても良いだろう。

ただ量が多い。4人でも十分なように思う。これなら、45000Wも高くない。

半分ぐらい食べると、ほぼ満腹になってしまう。だが家訓は「出された物は

残さず食べる。」。そこへ鶏肉と緑豆の粥も出てきた。これも美味しいが・・・。

お腹がパンパンで苦しかったけど、バスの時刻が迫っていたので店を出る。

光陽の主なバス停には時刻表がある。市役所のサイトでも時刻表が見れる。

安心してバス停で待っていられる。下山口のバス停では稀有といっても良い。

光陽の市内バス車内。前方の電光掲示と音声で、次の停留所が案内され、

路線図も掲示してある。韓国の地方都市にしては、とても解り易いバスだ。

それにしても食べ過ぎたな。苦しいぐらいだ。バスターミナルまで寝ていた。

光陽のバスターミナルには、家具屋さんがあって、どうしてと思ってたら、

なんと2階は結婚式場だった。今日は御日柄も良い様で、3組の御成婚。

だが、2時間も待っていた南海行き市外バスが、時刻を過ぎても来ない。

20分も過ぎた頃に、乗り場のアジョシに即されて、タクシーに乗車する。

どうも市外バスは、光陽ターミナルをすっぽかしたようだ。高速道路脇に

駐車していたバスに追いつく。バスの運転手がタクシーに料金を払った。


(2014年10月18日 1000W=105円)


プルン山荘

光陽市玉龍面東谷里482−2