摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

城山にヤマモモの実を探しに行こう

6月29日の日曜日は、朝から日が差していた。だが、山に行く気がしない。

午前中は2度寝して過し、昼過ぎに家を出る。何か目的がないと歩けないな。

そういえば、ヤマモモの実が生る頃だ。城山にある幾本かの樹を見に行こう。

布引バス停から北野道を目指すなら、新神戸駅の裏まで行くより、ハーブ園の

ロープウェイ駅舎からの方が近道だ。桜谷側の奥へ歩いて行くと階段道がある。

その入り口に不可解な看板。まあ通せんぼはしてないので、まあ行けるだろう。

北野道へ出ると新神戸側には、バリケードが施されている。北野側へは歩ける。

どうやら7月31日までは新神戸駅裏からは、北野道に入れないということのよう。

昔は、城山の東屋へ上る道が、此処から始まっていたが、ロープウェイの支柱の

建設時に金網で塞がれて廃道となった。それはさておき、此処で下って来た人に

声を掛けられる。北野側の猪除けのフェンスを見て、進入禁止と思われたそうだ。

扉を開けてみることはせずに、諦めて此方へ下って来られたらしい。初めてなら

そう思われるのも無理はないかも。上の写真の所で道を外れ、右手山側を登る。

この斜面の上にも、大きなヤマモモの木があるのだが、実は付けていなかった。

細尾根に明確な道が続く。城山から下る道が、前述のフェンスの為に廃道になり、

派生する此の急な支尾根を下って、北野道に降りる人が増えた為に出来た道だ。

その中段にあるヤマモモの木。西側斜面に自生し道の近くまで枝を伸ばしている。

この付近にヤマモモの木は沢山あるが、高木が多い為、実を採取するのは難しい。

10年ほど前、沢山の実が成っていたのが忘れられず、毎年来るが今年も駄目だ。

仕方ないので他所へ行こう。それはさておき、今日は蜘蛛の巣に全くかからない。

例年なら煩くなる時期なのにどうしてだろう。春に大発生した青虫が、蜘蛛の卵を

食べてしまったとか変な期待をしてみる。とにかく最後まで蜘蛛の巣は見なかった。

城山の東屋に到着。昨今の山ブームに関わらず、ここは昔の方が人が多かった。

以前は、誰か休憩していたものだが、最近は昼食時でも、人がいたためしがない。

東屋から西に向かい、二本松林道から堂徳山へ向かう道に入る。最近に伐採され

やけに明るい。この種の間伐の効用について、よく宣伝されているが、いまひとつ

納得がいかない。林業界に予算を落とすための言い訳のようにしか思えないのだ。

ドライブウェイ手前の台地。此処には、木製テーブルがあったのだが朽ちたまま。

阪神大震災以降、なおざりにされている部分だが、そろそろ復旧して頂きたいな。

堂徳山国有林は、3年前に間伐され登山道も整備された。だが上の公設道標は、

「行き止まり」と書かれたまま。登山口の北野町西公園には、道標も案内板も無い。

そんな愚痴を考えていると、あっという間に西公園まで下って来た。蒸し暑い。