3月30日の日曜日は、朝から激しい雨が降っていたが、午後には止んだ。
ケーブルを使って掬星台を往復したのだが、その前後に桜見物を楽しんだ。
雨は降ったものの、暖かかったせいか、一晩で諸所の桜が一気に開花した。
ケーブル駅前の桜も見事だ。発車まで10分程あるので、隣の箕岡公園へ。
有名な桜トンネルの近くにある為か、開花時に訪れる人は少ない箕岡公園。
宴会する人も無く、普通に子供が遊んでいたりする。裏手はケーブル線路。
桜トンネルの木は、交通や住宅の邪魔にならないよう、歪に刈られている。
それに比べると、箕岡公園の桜の木は、自然に枝を伸ばしていて好ましい。
桜トンネルに歩いて来られるなら、箕岡公園にも寄られることを勧めたい。
掬星台を往復した後、所要で阪急六甲へ向かう。桜トンネルを下って行く。
此処では、一方通行の道を車で通り抜ける人が多い。来週末は渋滞必至。
地元の人に言わせると、市バスの最後部座席が、視線が高くて良いらしい。
トンネルと言っても、それほど密度は濃くないし、年々樹勢も弱ってきた。
此処での楽しみは、老木の幹から直接、可憐な花が咲いているのを見ること。
昨夜から今日の午前中にかけての雨で、河川は思ったより増水している。
そんな強い雨にも耐え、花を散らす桜は少なかった。来週末まで楽しめそう。
阪急六甲では神港教会裏の住宅街に、一本だけ立っている桜が見事だった。
それほど大きな木ではないが、花が密生して流れる雲のようにさえ見える。