摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

猪鳴山(349m)・・・・・・京義道 利川市・・・2014年1月3日

猪鳴山に登ろうと思ったのは、陶磁器で有名な利川に行きたかったから。

一時期、陶磁器にはまっていた事があり。国内でも瀬戸や土岐、伊万里

等に行ったりしていた。中国の景徳鎮にも、旅の間に寄り道したりもした。

だからって、安い物しか買わないので、その為だけではもったいない。

登れる山がないかと探したら、利川市のサイトでこの山の存在を知った。

標高は低いが、岩峰が連なっているので、それなりに楽しめそうだった。

利川の市外バスターミナルには、12番市内バスも発着する。まだ暗い

内に乗車した。だが何処で降りるかは定かでない。それらしき所で下車。

道路標識にトゥドラムサン(猪鳴山)とあるので、此れに従えばよかろう

と思ったのが大きな誤り。車用の標識なので直進すればよかったものを、

大きく迂回して2キロも歩いた。やっと猪鳴山の登山口らしきに辿り着く。

7車線の広い道路を横断歩道で渡ると、しばらくで猪鳴山の登山口だった。

登山口にある案内登山会の標識。ツアーバスで団体が来ているということ。

枯葉の積もる道を登ると、標高が低いだけに、すぐに稜線の岩場が現れる。

まず第1峰。全体が岩山という訳ではなく、恐竜の背のように巨岩が並ぶ。

続いて2峰に至る。この間は普通の道を歩いてる。曇っているが寒くはない。

利川市内から、ひと山越えたこの付近は、道路に面して大きな工場が多い。

3峰へは稜線沿いに、岩稜を歩いて行ける。岩は固いし難しい所も無い。

3峰は眺めが良くなく、最高峰の4峰に進む。孝子峰という別名がある。

まあ、基本的に同じ眺めだが、いくらかは高いので、気分は悪くない。

稜線を進むと行き止まりの木柵がある。墜落事故多発の為との看板。

先を覗いてみると、垂直の壁に鉄製の手掛かりが、打ち込んである。

でも通行禁止なら仕方ない。左下に下る道があるので素直に従う。

岩場の裾を、大きく左から右へ、240度位は回り込んで行く。

回り込んだ先は、テジゴルという岩場。階段で登ることができる。

さっきの行き止まりの反対側。看板には事故の人数等書いてある。

後は穏やかな斜面を山裾に向かって行く。さらに冗長な林道がある。

麓からは田舎道を街道筋まで歩く。コンビニがあったので小休止。

1リットルの紙パックジュースを買い、昨日の残りのパンを食す。

猪鳴山を仰ぎ見る。分かり難いが樹林の中に岩場が五つ見えている。