摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

行者堂裏から岩屋尾根を登る

しばらく風邪で寝込んでいたので、歩き易い所を、リハビリ山行しよう。

久しぶりの快晴。天気予報によれば、気温は11度まで上がるという。

そんな訳で、雷声寺から登ろう。入り口の階段が工事で閉鎖されていた。

駐車場から回り込む。その昔、加納町にあった石亀工芸(株)の墓地工事。

今日は一般道を上ろうと思ってたが、西側の尾根を見て気が変わった。

紋三郎神社はキレイに取り壊され、周囲の樹林も大きく伐採されている。

登って行くと、雷声寺の伽藍もスッキリ見える。ちょっと刈り過ぎかも。

尾根に出た所で南側へ。三宮のビル群は見えるが、花火はどうだろう。

一般道と合流する辺りまで、雷声寺側の下生えが、刈られていて歩き易い。

その後は、旧まや道に進む。定点観測地。此処からの雪景色を見てみたい。

ずーと、そう思っているが、いまだに一度も見たことが無い。今年も無理かな。

旧まや道が沢に下る所が嫌いなので、今日も堰堤を渡って回り込んで行く。

行者堂付近の様子、というのも、今日の目的だったが、あまり進んでない。

廃材は搬出されたが、瓦礫はまだ残っている。南一段下の小屋を解体中。

沢筋から回り込んだ行者堂跡。向かいのトタン小屋は現場事務所になってる。

行者堂裏から、岩屋尾根に登ってみようと思う。屋敷跡の石階段が取り付き。

最初こそ斜面を登るようで分かり難いが、すぐに細尾根となって歩きやすい。

中段辺りに岩場がある。松の木が多くて、展望はそれほどよくないのだが・・。

岩の端に登って背を伸ばせば、こんな風景が見える。左から行者尾根の頭。

中央が摩耶山の頂上。右手には、あたかも1ピークの様に見える摩耶大杉。

特に、右下から斜上して行く、行者尾根が印象的だ。中腹の岩場も見える。

さらに細尾根を登って行くと、斜面に尾根が消え。松の落ち葉が多くなる。

岩屋尾根の上部、やや傾斜が落ちてくる辺に合流する。踏跡はとても明確。

振り返ると三本鉄塔が、きれいに3本に見えていている。なんかうれしい。

天狗道に出た後は、西に向かう。少し下って登り直すと、学校林道の分岐。

学校林道を下って行くと、なんかスッキリしているな。そう工事のフェンスが

撤去されたのだ。右端に菊水山。左には須磨垂水の海。ハーブ園も見える。

三本鉄塔から下って行くと、やけに景色が広い。高圧線下を伐採している。

一般道より下で、今日も伐採作業が行われていた。そんなに刈らなくても。

学校林道沿いの高圧鉄塔に寄り道する。振り返ると、やっぱり三本鉄塔だ。

本当は4本ある。方向により5本に見えるのは、この鉄塔が重なってるから。

東山尾根も、労災病院へも、何だか落ち葉で滑りそうで下る気がしない。

元の雷声寺への道を下って行く。この道が、こんなに明るいのは珍しい。

一般道を下ろうと思ってたが、やっぱり雷声寺の西側尾根へ足が向かう。

コウヤボウキの冠毛が西日に光る。短い尾根だが植生も豊かな所が良い。

雷声寺を行き過ぎたと思う頃、振り返ると紋三郎神社跡への道が見える。