摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

第2回 バゲット・グランプリ / Baguette Grand Prix 2013(選手紹介)

年末恒例の競輪グランプリの開催に併せて、バゲットグランプリを、

ハムの脳内で開催することにした。その出場選手を紹介してみたい。



1番車 パンデュース/ Painduce (大阪・淡路町

もはや大阪市内のブーランジェリー界を、代表するお店と言えるだろう。

その割には、求めやすい値段で大人買いしたくなる。靭公園のタケウチ・

本町2丁目のフールドアッシュが移転し、本町界隈での存在感は大きい。



2番車 サ・マーシュ/ Ca marche (神戸・山本通)

コム・シノワの西川シェフが独立。開店されたお店。NHK等の出演や、

著書も多く、全国的にも有名なお店だ。遠方からの来客も多い。ただ、

対話式販売方法で、店内は常に渋滞気味。気軽に買えないのが残念。



3番車 パリアッシュ/ PARIS-h (大阪・中之島

本町2丁目にあったフール・ド・アッシュを閉じられ、渡仏や充電期間を経て、

中之島ダイビルに新規開店された。以前は水分量の多いバゲットだったが、

新しいお店ではハム好みのバゲットに変わった。お店の雰囲気も良くなった。



4番車 エス カガワ/ S.KAGAWA (大阪・中崎町

地下鉄谷町線中崎町駅近く、新進気鋭のブーランジェリー。サ・マーシュと

同じく対面式の販売だが、これが成功し、この店の最大の魅力となっている。

パンが美味しいことはもちろん、一度伺ったら再訪したくなること間違いなし。



5番車 ルート271/ ROUTE271 (高槻・摂津富田)

本店はJR摂津富田から、歩くと30分という場所だが、高槻に支店やカフェと、

怒涛の勢いで展開されている。その人気は、もちろん美味しいパンによるもの。

チーズやチョコを使ったパンは、尋常でない濃厚さ。そのコスパは非常に高い。



6番車 レコルト/ recolte (神戸・大開)

まだ開店してから2年程の新人だが、毎日午後にはパンが売り切れてしまう

人気店に成長。新製品の開発にも積極的で、目が離せないブーランジェリー

今年は各種のイベントに参加されて、知名度も上がった。今後も期待したい。



7番車 サミープー/ Sammy Pooh!! (大阪・南船場

旧店舗から現在の広い店に移られて2年。こちらのゴマのペイザンヌは絶品。

クレープの店は閉められたが、9月からは、ランチを提供されるようになった。

これが又素晴らしい。繁華なミナミでも、武骨で実直なパン作りをされている。



8番車 プラス ドゥ パスト/Place de Pasto (神戸・湊川

以前は、高級惣菜パンのお店で、近寄り難い存在だった。一時休業され、

フランスに修行に行かれたそうだ。再開店後に伺うと、やはり惣菜類には

手が出ないが、バゲット類が充実。お値段も手頃で、完成度も非常に高い。



9番車 P&B / P&B (大阪・西大島)

とても狭いお店。客は二人も入れない。だがとても人気があり焼き上がりから、

どんどん売れていく。他の用事で伺える場所ではないので、バゲット類を購入

するには予約が必須だろう。ハム的にはウィスキーと一番相性の良いバゲット



選考基準は、一年の最後にもう一度食べたいバゲットはどれかとういことのみ。

関西にはこの他にも、素晴らしいバゲットは存在するが、地理的要因等で、この

一年間に食べてないお店は選考の対象に入ってない。また数多い商品の中から、

好きなバゲットだけ対象としているので、一般的なお店の評価とは異なるだろう。