摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

箕白山(1331m)・・・・・・慶尚南道・威陽郡・・・2013年10月12日

居昌市外バスターミナルから、6時50分発のバスに乗り安義に向かう。

安義のターミナルからは、昨日黄石山へ登るために乗った7時半発の

同じバスに乗り替えて、終点の龍秋寺で下車すれば、箕白山登山口。

バスの終点は、駐車場になっていて、トイレもある。食堂も1軒あるが、

営業してるかは定かでない。箕白山は付近の最高峰で人気があるよう。

駐車場からの車道は、龍秋寺(ユンチュサ)に向けて続いているようだが、

すぐに箕白山(キベクサン)への道標が現れるので、登山道に入って行く。

一旦尾根に出るが、すぐに沢沿いの緩やかな道となる。とても道幅が広い。

沢沿いの道には、大きな山栗がたくさん落ちていた。旅の空でなければ、

拾って焼き栗にしたい。緩やかな道が続き、尾根に出る手前だけが急登。

広い尾根筋に出てきた。まだ主稜線ではないだろう。明るい疎林が続く。

ひとしきり支尾根を登ると、主稜線へ出てきた。山頂へは200米の地点。

山頂手前に岩場がある。過去の経験から、此処からの展望の方が良いはず。

南側に見えているのが、昨日登った黄石山。遠くに見えるのは智異山かな。

山頂は樹林に囲まれ平凡だが、北側の稜線には、目立つ岩場が2か所ある。

さらに山頂稜線を、北に目を延ばすと金猿山。遠くに見えるのは南徳裕山。

岩場でしばし展望を楽しんだ後、わずかな登りで箕白山の頂上に到着した。

立派な山名碑はあるが、趣に欠けるので、昼食を摂るのは別の所にしよう。

箕白山頂からの風景。安義からバスに乗り、やって来た谷筋が見えている。

山頂から少し下ると、将棋の駒を重ねたような岩場。この上で昼食にしよう。

登山度から外れて、大きな岩がゴロゴロ転がる尾根筋を、強引に登って行く。

岩の上から南徳裕山を望む。国立公園だが、スキー場があるので避けていた。

此処から見ると、秀麗な山容で登ってもよさそうだ。東側は断崖でちょっと怖い。

平たい岩を選んで座り込み、昼ごはんにする。と言っても三角キムパ2個づつ。

食事を終えて岩を下って行く、東側斜面の葉を落とした木々が白く輝いていた。

登山道に戻り、食事していた岩場の下を通過する。ロープが設けられているが、

滑り台のようなスラブの上なので、雨天や凍結時には、かなり緊張するだろう。

先と同じような岩場が現れる。此処から見ると、食事してた岩場と山頂も一緒。

さらに、北に進み金猿山との鞍部に下ると、コンクリート舗装の林道が現れた。