摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

第2回颱風クラブ(台風18号通過直後の布引渓谷)

台風18号のせいで昨日は一日中、雨が降り続いた。特に大雨ではないが、

長い時間、降り続いたせいで雨量は多い。昨夜は一晩中、北風が強かった。

今朝は起きてみると、北側に面した玄関ドアが、なぜかキレイになっていた。

早朝は雨が残っていたが、降り止んだので、布引の滝を見に行ってみよう。

生田川は上流の堰堤工事の為か、泥流となっている。2年前の台風12号

の時には、こんな泥流ではなかった。土砂の流出による影響が懸念される。

いつもは子供たちが遊んだりしている、新神戸駅裏の河原もこのとおりだ。

布引の雄滝は、大瀑布となっていた。2年前の台風の時より、水量は多いかも。

展望橋の上は、滝のしぶきで土砂降り状態。すぐに靴の中まで水浸しになった。

しぶきを避けて茶屋への階段を登った所で。隣にいた爺さんは「わしは

8才の時からこの滝を見てるが、こんなのは初めてだ。」とか言っている。

実際には一年に一度くらいは大雨で、このぐらいの水量になることはある。

ただ、その翌日が休日で雨も降っていないのは珍しい。水は一日で引く。

天気は回復し青空が広がって来た。なのに全身ズブ濡れで歩いてるのは、

なんとも間の抜けた話だな。体の芯から冷え込んで寒い。日に当たりたい。

五本松の滝も大瀑布となっていた。ここでもしぶきでびしょ濡れになった。

布引貯水池から水が溢れているのかと思いきや、放水路から水を逃していて、

貯水池には流れ込んでいないようだ。貯水池自体は、いたって静かな様子だ。

貯水池堰堤で少し休み折り返す。見晴らし展望台の手前で、雄滝を見下ろす。

展望台から見ると、やや海が黄色いように思える。土砂が流れ出たせいか。

もう一度、雄滝へ降りてみる。青い空をバックに、陽に照らされた大瀑布。

登りの時に見てから1時間も経っていないが、水量が少し減っているようだ。

滝壺には、小さな虹がかかっていた。一日もすれば水流は落ち着くだろう。