今回の旅行の初日は、韓国北部の冬の様子も、全く知らないので、
ソウルから、地下鉄に乗って行ける標高の低い山に、登ることにした。
地下鉄1号線に乗り、道峰山や議政府の駅を通過し、楊州駅で下車。
左手に見えてきたのが佛国山だろう。なだらかだが山頂は岩場のようだ。
登山口のある楊州市役所までは、徒歩10分程だが、強烈に寒くて辛い。
その上暗い内に宿を出てきたので、まだ朝食を食べていないし、行動食
も買っていない。市役所の横のコンビニで、ラーメンとキムパブを食べる。
行動食も買って、議事堂脇から佛国山へ。とても分かりやすい登山口だ。
沢が見事に氷結しているって、ちょっと違う。凍っているのは登山道なのだ。
市役所からの道は、新しく造成したようで、冬のことを考えてなかったかな。
しばらくは、飛び石伝いにのぼるが、滑りそうになって左の斜面に逃げた。
そんな道も長くは続かず、主稜線の広い道に出た。こちらが本道のようだ。
樹林に囲まれ展望のない道を延々歩いていく。ようやく樹幹越しに山頂が、
見えたが、この後も同じような道が続く。西からの登山道が合流してくる。
合流点から道が急になり、ひとのぼりで肩の部分。山頂は三角形の岩場。
この辺りで、ようやく展望が開ける。緩やかな山容の山だが、やっぱり岩山。
はるか南側にひときわ高く見えるのは、北漢山国立公園の山々だろうか。
山頂へは、巨大な岩場に木製階段がついている。緩やかだった韓国の山らしくなる。
巨大な岩場の上には、不安定な感じで岩があり、アシカ岩と名付けられている。
大岩を乗り越す所に、梯子が設置してあり、一気に稜線に飛び出すような感じ。
大岩の積み重なったような佛国山の山頂。ここが最高峰のように思うがどうかな。