2月1日に、家族がスノーボードで転倒し、足を痛めてしまった。
そのため此の2週間は、山行を控えていたが、少し良くなった。
久しぶりに同行するので、穏やかなコースにしよう。布引の雄滝は、
けっこう水量がある。「涙石」って彫ってあるのに、初めて気づいた。
滝を越え「祖谷のかずら橋」に似せて作られた「猿のかずら橋」へ。
装飾用のかずらが、かなり剥がれてきており、いっそすべて外して、
「サルのかけ橋」に戻したほうが良さそうだ。此処で対岸に渡ろう。
城山に向かう細い尾根を登っていく。途中、南側の抜けた所があり、
直線的に南に流れる生田川を正面に見る。少し視線を下げると・・・。
瀧見茶屋のテラス席が見えるのだが、残念ながら今日は誰もいない。
新神戸からの道に合流するまで、急な疑似木の階段が続く。いつもは、
人に会うことも稀なのに、今日はこの区間で4組ものハイカーに出会う。
ハーブ園へ行くゴンドラが、頭上を通過して行く。経営はどうなんだろう。
暗い照葉樹の森を抜けると、東屋の台地に出る。今日は休まずに通過。
二本松林道に合流すれば、スイッチバックして、南に向かい林道終点へ。
今日は、旧の港見晴らし台で昼食にする。家族はまだ少し足が痛そうだ。
昼食後は市章山から諏訪山へ下ろうと思うが、面倒くさいので車道を行く。
ところが車道の左手に、良く踏まれた道が見えるので、思わず入り込む。
何とも雰囲気の良い尾根道が、南に下っている。ただ道標類は何もない。
毎朝登山にでも使われているのではないだろうか、それほど道は良い。
東側対岸には、北野町西公園から堂徳山の三角点へ上る尾根が見えている。
格別展望の良い尾根ではないが、冬枯れの季節だけに、所々で市街が望める。
中山手支線六鉄塔を過ぎると、暗い照葉樹の森に入って行き雰囲気が変わる。
尾根の末端は急傾斜になっており、道は直進せずに急に西へ向かっていく。
下り着いたのは追谷墓地。尾根と墓地の間に橋があるが扉は施錠されていた。
老谷墓地から下った後、尾根道が真直ぐ下っていないのが、腑に落ちなくて、
裾野を回り込んでみたら、尾根の末端は「神戸外国倶楽部」の敷地であった。