1月13日の日曜日は、平野谷(皿器谷)を下って、兵庫区の五宮町に出る。
もっぱら中央区を西の限界としているので、この辺りに下るのは初めてだった。
五宮神社があったので境内に入ってみると、西の方に立派な伽藍が見えている。
アップにしてみる。寺社仏閣には、興味の無いハムだが、これは・・・素晴らしい。
只ならぬ物を感じて、吸い寄せられるように、西隣の山門をくぐり境内に入った。
本堂からは読経が聞こえてくる。静寂の空間だ。外来者向けの案内は一切なく、
本当に入らせてもらっても良いのか、ドキドキしながら拝観しさせていただいた。
二重の多宝塔を近くで見たかったのだが、外部の者が入れるのはここまでだった。
いやいや、ここまででも入らせて貰えるだけでも、ありがたいというか。凄いと思う。
人並みに京都や奈良の寺院を観光した事もあるし、韓国の山では、入山料を払って、
登山口にある名刹を通過することも多いが、このお寺ほど美しいと思ったことは無い。
庭の隅々まで、いや隣接する畑にも、見事な箒目が・・・。緊張感と高潔さを感じた。
家に帰って、ネットで調べると臨済宗の仏教寺院で、修行道場となっているそうだ。
神戸に長い間、住んでいながら知らなかったのは、不明の至りと恥ずかしく思った。