地下鉄・東涌駅から、11番大澳行きのバスに乗車。「深屈道口」で下車する。
バス停の裏には、観音山が独特の山容を見せている。標高差少なく30分程か。
いくらかハイカーも乗車していたが、手前のダムで下車してしまって、此処で
降りたのは私達二人だけ。たいていは大澳へ観光や食事に行く人達のよう。
東涌から来ると峠を越えた所にバス停がある。なんとも座りにくそうなベンチ。
バス停から峠に少し戻ると、観音山への登山道の入り口がある。広い芝地だが、
木陰のある絶好の場所は、大きな牛が占領していた。トイレを済ませ登り始める。
ランタオ・トレイル特有の大きな石の階段道。歩きやすく高度がどんどん上がる。
観音山のピークを回り込んだ所で、トレイルを離れ山頂へ向け、藪に入って行く。
藪を分けかすかな踏跡を辿って、観音山頂に到着。三角点と大展望が待っていた。
鳳凰山の雄大な眺め、足元には石壁水塘。年始に登った狗牙嶺も良く見えている。
左側には深屈道から昴平道が続いている。最初に鳳凰山に来た時には、この道を
とぼとぼと昴平の寶蓮寺まで歩いて行った。さっぱり地理が分かってなかったんだ。
山頂で展望と食事を楽しみ、元のトレイルに戻ろう。右手下に観音寺が見えている。
トレイルに戻って観音山頂を振り返る。たったあれだけの距離なのに道がないんだ。
藪は濃く踏跡は薄い、登る人は少ないらしい。登山道ではなくて、トレイルの由縁だ。
次の羗山へは、草原の中を緩やかな道が続いている。展望が良すぎてやや退屈。
羗山の肩まで登ると、道は高原状になってくる。山登りというよりは散策かな。
振り返れば遠く大東山が見えている。よく晴れて日差しきつく、かなり暑いが風もある。
山頂が近づくとほとんど斜度がなくなる。楽には違いないが、それほどは楽しくない。
羗山頂に到着。珍しく山名板や案内板がある。此処では少しだけ休んだかな。
展望は抜群に良いが、同じような風景なので飽きてくる。霊會山へ良い道が続いてる。
南側には白い航跡が二本見える。マカオ行きだろうかな。高速船が頻繁に走っている。
私達を追い越していった白人のおじさん。バック一つで半裸だ。日焼けは大丈夫かな。
風の強い鞍部に棕櫚のような木が生えている。香港でも稜線にこんな木は珍しいだろう。
トレイルの所々に案内板が設置されているが、第三言語として日本語が記されている。