摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

観音山(434m)羗山(459m)前編・・・・・・ランタオ島・・・2012年9月28日

地下鉄・東涌駅から、11番大澳行きのバスに乗車。「深屈道口」で下車する。

バス停の裏には、観音山が独特の山容を見せている。標高差少なく30分程か。

いくらかハイカーも乗車していたが、手前のダムで下車してしまって、此処で

降りたのは私達二人だけ。たいていは大澳へ観光や食事に行く人達のよう。

東涌から来ると峠を越えた所にバス停がある。なんとも座りにくそうなベンチ。

バス停から峠に少し戻ると、観音山への登山道の入り口がある。広い芝地だが、

木陰のある絶好の場所は、大きな牛が占領していた。トイレを済ませ登り始める。

ランタオ・トレイル特有の大きな石の階段道。歩きやすく高度がどんどん上がる。

観音山のピークを回り込んだ所で、トレイルを離れ山頂へ向け、藪に入って行く。

藪を分けかすかな踏跡を辿って、観音山頂に到着。三角点と大展望が待っていた。

鳳凰山雄大な眺め、足元には石壁水塘。年始に登った狗牙嶺も良く見えている。

左側には深屈道から昴平道が続いている。最初に鳳凰山に来た時には、この道を

とぼとぼと昴平の寶蓮寺まで歩いて行った。さっぱり地理が分かってなかったんだ。

山頂で展望と食事を楽しみ、元のトレイルに戻ろう。右手下に観音寺が見えている。

トレイルに戻って観音山頂を振り返る。たったあれだけの距離なのに道がないんだ。

藪は濃く踏跡は薄い、登る人は少ないらしい。登山道ではなくて、トレイルの由縁だ。

次の羗山へは、草原の中を緩やかな道が続いている。展望が良すぎてやや退屈。

羗山の肩まで登ると、道は高原状になってくる。山登りというよりは散策かな。

振り返れば遠く大東山が見えている。よく晴れて日差しきつく、かなり暑いが風もある。

山頂が近づくとほとんど斜度がなくなる。楽には違いないが、それほどは楽しくない。

羗山頂に到着。珍しく山名板や案内板がある。此処では少しだけ休んだかな。

展望は抜群に良いが、同じような風景なので飽きてくる。霊會山へ良い道が続いてる。

南側には白い航跡が二本見える。マカオ行きだろうかな。高速船が頻繁に走っている。

私達を追い越していった白人のおじさん。バック一つで半裸だ。日焼けは大丈夫かな。

風の強い鞍部に棕櫚のような木が生えている。香港でも稜線にこんな木は珍しいだろう。

トレイルの所々に案内板が設置されているが、第三言語として日本語が記されている。