長峰山頂から西に向かって、杣谷へ下る尾根がある。中腹には六甲線一三鉄塔。
関電の巡視路は、一三鉄塔より上にだけあり、下部は藪っぽい踏跡があるのみだ。
尾根の末端は岩場になっている。写真中央の白い岩場は、かなり大きなものだ。
左手の小さい岩場の裾から、南側から回りこむ、消えかかった作業道跡がある。
摩耶第二堰堤の下で、東側へ渡渉して、すぐに一般道をはずれて、登って行く。
いつもは藪の中を斜上するのだが、山仕事用のピンクテープに誘われ直上する。
すると岩場を見上げていた家族が、「登れそうじゃない?」と、余計なことを言う。
不安定に積み重なった岩塊。浮いていたり、剥離しそうな岩も多くて、慎重に登る。
何とか岩場の上の、架線場跡に登り着いた。足元には摩耶第二堰堤が見えている。
「いつもの道より、楽だったじゃない。」と家族は言うが、臆病なハムには冷や汗もの。
此の尾根は「く」の字形していて、これから登る尾根や長峰山頂が良く見える。
尾根上には薄い踏跡があり、登るにつれハッキリして六甲線一三鉄塔に至る。
南側にはハチノス谷西尾根が見える。右手の藪は、すべてツツジの密生したもの。
まだ蜘蛛の巣がない此の時期は、萌え出す若葉も煩からず、藪コギも楽しいと思える。
六甲線一三鉄塔の直下まで登ってきた。やはり周囲は、全てツツジの藪である。
鉄塔から掬星台。此の鉄塔下は、芝の平地になっており休憩適地。昼ごはんにしよう。
(2012年4月14日)