4月9日の日曜日。先週は、期待はずれの場所に登り着いたので、
その失敗を取り返そうと、もう一度、黒岩尾根の西から登ってみよう。
砂防ダムというものは、両岸から尾根が迫り、河原が狭い所に作られる。
二十渉堰堤もその通りで、東西から尾根が迫っている。その東側を登る。
一般道が二十渉副堰堤を乗り越す所から、適当に右手の尾根に取り付く。
藪は薄いのだが急斜面の上に、大きな浮石が多い。慎重に登って行こう。
最初の急斜面をこなすと、岩の細尾根が現われた。足元には二十渉正堰堤。
傾斜は緩いが、岩場が続く。ところどころで、藪の合間に展望が広がる。
岩場の隙間や、藪の薄い所など、ルート探索しながら登って行くのが楽しい。
中腹の岩場の上に出ると、どういう訳だか落葉樹が間伐されている。ここからは、
作業の為だろうが、古い鋸目の切り開きがある。何処から上って来るかは不明。
切り開きは稜線まで続いているようだ。抜けた所から森林植物園の園内が見える。
緩やかな黒岩尾根の主稜線が見えてきた。きょうは予想通りの場所に着けそうだ。
登り着いたのは、609高地にある神戸市界の標柱から、数十米ほど山頂よりの所。
黒岩尾根の一般道から、今日登ってきた尾根を振り返る。