晴れなら海の近くの山へ行きたいが、今日も天気は期待できないようだ。
昨年、馬鞍山の山頂から、北側に見える牛押山への稜線が印象的だった。
後半、同じコースを歩くことになるが、天候が悪いなら、それでも良いかと。
地下鉄・馬鞍山線の馬鞍山駅で下車。飲茶で朝食を摂った後、南に向かう。
広い道路に出て、西へ歩くと馬鞍山村への車道が、山側から下ってきている。
馬鞍山路は緩やかだ。朝の散歩という感じの人達が、沢山下ってくる。
村の近くまで来ると、バス停がある。本数は少ないがバスがあるようだ。
退屈な車道歩きだったので、香港は運賃も安いし、バスに乗りたかった。
公園までやって来た。馬鞍山家楽徑という道が、牛押山登山口。
この遊歩道は、東屋まで登り、同じ公園のトイレ近くに下ってくる。
東屋まで登ってきた、ここに看板があり、行く手の吊手岩は峻険なので、
行くな。と書いてある。赤土が雨水に侵食された、広い道を登っていく。
少し登ると分岐があり、同じ警告板がある。牛押山を示す道標はないが、
行くなという、警告板が代用している。登山者は多いようで、道は広い。
馬鞍山の町並みが、見えるところまで登ってきた。高校生ぐらいかな、
「早晨!」「早晨!」と、元気に挨拶してくれた。そうか今日は土曜日だ。
見えているピークは、吊手岩のようで、牛押山の山頂はガスの中のようだ。
数日前に、山道を公的に整備したようだ。藪は刈られ、道は広げられている。
吊手岩までやって来た。だが緩い順層の岩場。というかガバの連続。
ロープも設置してあるが、まあ登りで、使うことはないだろう。
吊手岩を越えると、藪が刈られてなくて、道に被さるようになる。
来週に来たら、刈られているかもしれない。ガスが段々濃くなる。
牛押山の山頂らしいピークまで登ってきた。山名標識も三角点も
ないが、吊手岩へ下ることの警告板がある。濃いガスで展望なし。
道は細尾根を下っていく。これが昨年見た、馬鞍山との間の吊尾根
だろう。両側が切れ落ち、ガスの中でも、なかなか気持ちよい道だ。
鞍部まで下り、馬鞍山へ登り返すようになると、やや尾根は広くなる。
ススキの原の先に、馬鞍山山頂(702m)の三角点が見えてきた。
(この山行は、フォートラベル「jun2」さんの記事を参考として歩きました。多謝。)