摩耶山の麓から

Mt.Maya Without a Map

牛押山(677m)前編・・・・・・香港・馬鞍山・・・(2012年1月7日)

晴れなら海の近くの山へ行きたいが、今日も天気は期待できないようだ。

昨年、馬鞍山の山頂から、北側に見える牛押山への稜線が印象的だった。

後半、同じコースを歩くことになるが、天候が悪いなら、それでも良いかと。

地下鉄・馬鞍山線の馬鞍山駅で下車。飲茶で朝食を摂った後、南に向かう。

広い道路に出て、西へ歩くと馬鞍山村への車道が、山側から下ってきている。

馬鞍山路は緩やかだ。朝の散歩という感じの人達が、沢山下ってくる。

村の近くまで来ると、バス停がある。本数は少ないがバスがあるようだ。

退屈な車道歩きだったので、香港は運賃も安いし、バスに乗りたかった。

公園までやって来た。馬鞍山家楽徑という道が、牛押山登山口。

この遊歩道は、東屋まで登り、同じ公園のトイレ近くに下ってくる。

東屋まで登ってきた、ここに看板があり、行く手の吊手岩は峻険なので、

行くな。と書いてある。赤土が雨水に侵食された、広い道を登っていく。

少し登ると分岐があり、同じ警告板がある。牛押山を示す道標はないが、

行くなという、警告板が代用している。登山者は多いようで、道は広い。

馬鞍山の町並みが、見えるところまで登ってきた。高校生ぐらいかな、

「早晨!」「早晨!」と、元気に挨拶してくれた。そうか今日は土曜日だ。

見えているピークは、吊手岩のようで、牛押山の山頂はガスの中のようだ。

数日前に、山道を公的に整備したようだ。藪は刈られ、道は広げられている。

吊手岩までやって来た。だが緩い順層の岩場。というかガバの連続。

ロープも設置してあるが、まあ登りで、使うことはないだろう。

吊手岩を越えると、藪が刈られてなくて、道に被さるようになる。

来週に来たら、刈られているかもしれない。ガスが段々濃くなる。

牛押山の山頂らしいピークまで登ってきた。山名標識も三角点も

ないが、吊手岩へ下ることの警告板がある。濃いガスで展望なし。

道は細尾根を下っていく。これが昨年見た、馬鞍山との間の吊尾根

だろう。両側が切れ落ち、ガスの中でも、なかなか気持ちよい道だ。

鞍部まで下り、馬鞍山へ登り返すようになると、やや尾根は広くなる。

ススキの原の先に、馬鞍山山頂(702m)の三角点が見えてきた。


(この山行は、フォートラベル「jun2」さんの記事を参考として歩きました。多謝。)