周回中はグゥ＝ルアイ＝イエナの谷六ラインが前受け、サミープー＝Ｐ＆Ｂ、
タカギ＝パンデュース＝サマーシュ、ボンバンブーは単騎で周回を重ねる。
打鐘でタカギが抑え先行。サミープーは４番手確保。ボンバンブーは６番手。
最終２コーナー、サミープーが踏み込むと、驚異的なスピードで捲くりきり、
そのまま後続を２車身差離しての１着ゴール。タカギは逃粘り２着入線する。
捲くるサミープーを牽制しようとしたパンデュースの内を突き、番手奪取した
ボンバンブーが、一輪差でマーク３着という結果だった。 三連単８−５−６。
ＢＡＧＵＥＴＴＥグランプリ２０１１ 優勝は、Sammy Pooh!! (サミープー)のペイザンヌ。
グランプリ選抜９選手は、いずれも噛み締めるほど味わい深い美味しいバゲットだが、
サミープーのバゲットにはそれに加えて、エッジの効いた鋭さがある。ハムの脳内では、
年の最後に、この店のバゲットを、もう一度食べたいと言う思いが、捲くり一閃決まった。
仕事納めの挨拶もそこそこに、５時３０分定時に退社する。優勝賞金３００円を握り締め、
遠路、心斎橋の１０月に移転したサミープーの新店舗にやって来た。「バ、バゲット下さい。」
店員の女の子が明るく爽やかに答えてくれた。「本日は、売り切れました！」「またどうぞ！」
「ふん所詮、ハムはロスカットさ・・」御堂筋のイルミネーションが目に沁みる。
その後、本町のパンデュースまで歩いて行ったが、やはり売り切れであった。
