八仙嶺から大美督へ下山した時点で午後3時。発車間際の75Kバスに飛び乗る。
大埔墟駅から地下鉄で、黄大仙へ向かうが、乗換もあり思ったより時間がかかる。
ようやく黄大仙駅を出たのは、午後4時20分。日暮れの早い冬ではあるが、
「香港低山散歩」の薦めに従い、夕日を見にライオンロック(獅子山)に向かう。
ところが、獅子山公園への道を通り過ぎて、トンネル入口まで行ってしまった。
八車線道路の向こうから工事のおじさんが、身振りで「上に登れ」と教えてくれる。
コンクリで固めた道路脇の崖を登り、フェンスを乗り越え獅子山公園のグラウンドへ。
公園のトイレに冷水機があり給水する。入口までくだって、入場門脇から登山道へ。
バーベキューしに、公園に来る人達はタクシー利用だ。タクシーで来たらよかったな。
登山道は最初のうちは舗装路、その後は石畳となり、中腹の東屋からは地道だ。
「香港低山散歩」の頃より、木が伸びたのかな。登山道からの、展望は良くない。
夕日が落ちる前に、山頂に着く事ができた。ランタオ島の大東山方向に日が沈む。
(山頂着 17:30)
東側には、啓徳(カイタック)空港の跡地が目立つ。
その昔、飛び立つ航空機の腹を見上げながら、飲茶を食べた事を思い出す。
薄暗いうちに東屋までは下りたい。日が落ちれば、すぐに下山・・・したつもりが
写真の記録を見ると、30分も山頂にいたんだ。(下山開始 18:00)
木が茂って視界の狭い東屋は通り過ぎ、下部の展望所へ。港島を背に九龍の夜景。
おいおい、摩耶山のほうがキレイだぞ。神戸市は摩耶山の観光資源的価値を認め、
摩耶山ケーブル・ロープウェイを存続させるべきだ!、と、なぜか香港で考えてみる。
ここから下は真っ暗なので、ライトを点けて下る。
公園門からは、道路脇の階段道を降り、高層団地の中を迷いながら、黄大仙駅へ。
(黄大仙駅 18:50) その後、紅磡(ホンハム)駅へ、九広鉄道の切符を買いに行く。